(株)東芝
1998年6月設立 BOCC 「東芝バックオフィス ソリューションセンター」 URL http://eiplaza.toshiba.co.jp/pcserver/index_j.htm |
● 開設の経緯 1997年暮れから組織化が始まり,1998年4月に発足し,6月10日に開設した.約エンジニア30人の陣容で,現在MCSEが20名,9月には30名の予定というように急速に資格者を充実さ せている. 名称を「東芝バックオフィスソリューションセンター」と言い,BackOffice製品群を利用した大規模基幹系業務システムの構築ニーズに応えるために設立された.業務を遂行するためには,マイクロソフトの資格者であるのは当然として,迅速なトラブルシューティングを行えることを含め,実践的な技術力をつける必要がある.同部門では,1人1台のサーバーが用意され,各人のスキルを高めるために会社が投資をしている. ● 業務内容 現在,5つのメニューが用意されている. (1)コンサルティングサービスの提供 (2)プロトタイプシステムの構築 (3)性能評価サービスの提供 (4)専用デモンストレーションルームの設置 デモンストレーションルームではオープン系を含め,100Mbpsのネットワークで結んだ多くのサーバー群が用意されている.部員は,その一角に設けられたクライアント接続スペースを使って,顧客に対してのプレゼン,解説などをすぐざま行うことができるような環境になっている. (5)社外への情報提供 マイクロソフトからの最新情報をユーザーに提供する. ● 営業,技術部門の支援の特徴 PCサーバーの能力は日増しに向上するが,設計や実装をひとつ間違えれば仕事に使えないシステムを構築してしまいかねないのがこの業界である.たとえば,汎用機ではCPUパワーはそれほどでも無くても夜中に実行するバッチ処理には定評がある.しかし,それと同じようにPCでバッチ処理を行えば,まだパフォーマンスの低いI/Oに処理が引っ張られ,朝までに仕事が終わらない事態も起こってしまう.そのような問題を持ち込まれたとき,同部門では,日頃磨いてきた技術で対応をする.問題点をいくつかに絞り,プライオリティーをつけ,ひとつひとつつぶしていく.その結果,SQL Server自体の問題以外のネットワークの設定ミスを見つけたりし,8時間かかっていたものを2時間に短縮する対策を3時間ほどで行ってしまった事例があるそうだ. 同部門の部員は毎日研鑚に励んでいるが,社内関係部門および関係会社を含め,互いに交流を深めノウハウを蓄積することで,エンジニアの育成を行うことも目的になっている. |
インタビュー;システムインテグレーション統括部 NTソリューション部
部長 |