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●科学の散歩道
ファジー・モードへの招待
創始者ヘル博士とヘルシュライバー

(訳者まえがきより−)
 ここでは、ニュージーランドのZL1BPU、Maurray Greenman氏がホームページに掲載されて最近ハムの間で話題となっている“ファジー・モードの世界”について紹介します。
 Fuzzyという単語を辞書でひくと「判然としない」とか「ぼやけた」という日本語が出て来ます。これではとても判然としないので、英英辞典をひいてみると“Over Sophisticated”という単語が出てきました。少しは意味がわかった気になりましたが、それでも今一つよくわかりません。ここでは仮に“人智を超越した”とでも訳しておきましょう。
 我々ハムは日常、AM/CW/SSB/FM/ATV/SSTV/RTTY/TOR/AX.25など、実に様々なモードを使用して交信していますが、ZL1BPUが掲げるファジー・モードとは何でしょうか、そしてそのファジー・モードの一つであるヘルシュライバーとはどのようなモードなのでしょうか。
 本稿ではまずその創始者であるルドルフ・ヘルとその業績を紹介した後で、このモードの概要を覗いてみることにしたいと思います。