1980年の歴史

0116=ポール・マッカートニー,コンサートのため来日したものの,大麻不法所持容疑で新東京国際空港で逮捕される.
0518=韓国・光州市で民主化を求める市民・学生のデモ隊と軍隊が衝突.死者2000人以上?
0612=総選挙の渦中,大平正芳首相が過労のため急死.70歳.この劇的な死が自民党を大勝へと導く.
0719=アメリカ,日本,西ドイツなど不参加のまま,第22回オリンピック・モスクワ大会開催.
0922=イラン・イラク,全面戦争に突入.
1005=山口百恵,“さよならコンサート”で引退.
1112=アメリカの無人惑星探査機ボイジャー1号,土星のクローズアップ写真を電送.
1114=第40代アメリカ大統領にロナルド・レーガン当選.
1208=ジョン・レノン,自宅前で射殺さる.47歳.

0307=JARL会員数11万8035名.
0315=V・UHF帯の使用区分を見直すため,JARLは周波数委員会(委員長・林一太郎氏JA1BZ)を設置.
0405=東京都豊島区巣鴨の第2松岡ビル3階にJARL展示室が開設され,資料・参考品の一般公開を開始.また,OM諸氏など協力者50余名を招き開設記念祝賀会を開催.
0410=溝口皖司氏(JA1BK)が50MHzでジブラルタルのZB2BLと交信,日本とヨーロッパの50MHzによる初交信に成功.
0517=第12回世界電気通信日に8J1ITU,8J3ITU,8J4ITU,8J7ITU,8J9ITUを開設(5月9日〜18日).
0523=フェーズV-Aが,アリアン・ロケットの不調で打上げに失敗.
0525=第22回JARL通常総会(なにわ総会),大阪・吹田市の万国博ホールで開催.会費改訂,また名誉会員に村井洪氏(JA1AC exJ2MI)および山本信一氏(JA3CS exJ3CS)の推挙などを決定.会長に原昌三氏(JA1AN),副会長に田路嘉秀氏(JA3XZW),井波眞氏(JA6AV),専務理事に斎藤健氏(JA1AD)が就任.
0525=アマチュア無線局関係手数料が改訂.
0621=JARL主催のオールアジアコンテストの開催時間が,第21回より48時間に延長され実施.(〜23日)
0628=西独フリードリッヒハーフェンにおけるIARU首脳会議に,JARL会長・原昌三氏(JA1AN)が出席,IARU組織改正などを討議.またJARLは,各国からアマチュア衛星についてより大きな協力を求められた.
0701=JARL会費,月額700円,終身会員8万円.
0714=JARL事務局の機構改革が行われ,4部制に.
0715=JARLより太平洋学会を通じ,ニューヘブリデス(YJ8)へアマチュア無線振興のため機器を贈呈.
0721=JARL事務局長に椙田宜行氏(JM1WJV)が就任.
0807=台湾の陳氏(BV2A/B)がJARLを訪問.
0820=フェスティバルの開催を前に,JARLの招きにより中国無線電運動協会秘書長の程平氏,副秘書長汪勲氏,于再清氏が来日.フェスティバルを見学.中国におけるアマチュア無線の再開,7MHz侵入電波問題の解決に期待が見え始める.
0822='80アマチュア無線フェスティバル(第4回)を“君の手に新しい世界を”をテーマに東京・晴海の東京国際貿易センター新館において開催.3万4000名が来場.中国代表団の来場もあり,盛況.また,期間中特別記念局8J1HAMを開設.(〜24日)
0930=JARLは太平洋学会を通じソロモン(H44)とフィジー(3D2)へ,アマチュア無線振興のため,機器を贈呈.
1004=金子賢二郎氏(JA1TGS)がアフリカ・リベリアのEL2FYと交信し,わが国初の50MHzによる6大陸交信(WAC)を完成.
1009=これまでのJARL主催オールシティーコンテストを改め,「全市全郡コンテスト」として第1回を開催.(〜10日)
1018=V・U-1000アワード第1号を平洋文氏(JR1GMK)が獲得.
1022=IARU会長の要請に応じ,JARLは管理理事会の新設を骨子とするIARU改組案を提出.
1027=前JARL専務理事・内山敏明氏(JA1LR)急逝.
1029=スペイン国王カルロス殿下(EAφJC)ご夫妻が秋葉原のハムショップを見学.
1031=JA7IGYに1.2GHzビーコンが免許.
1101=JARL発行アワードの受付を東京の連盟事務局へ一本化し,地方事務局による受付を中止.
1201=これまでのCQ出版社による発行に代わり,局名録はJARLより4分冊型式での発行に.まず関東版を発行.
1210=国会アマチュア無線クラブ(JG1ZQU)設立総会,東京・千代田区の赤坂プリンスホテルで開催.会長に小渕恵三衆議院議員(JI1KIT),代表幹事に関谷勝嗣衆議院議員(JA5FHB)が就任.総会後の記念パーティーには多数の国会議員が出席し設立を祝い,活動のテーマのひとつに日の丸衛星の打上げを選択.これによりわが国のアマチュア衛星打上げ実現に強力なバックアップが期待でき,可能性向上.
1223=JARLでは,外国人にわが国でもアマチュア無線局が開設できるよう,電波法第5条の適用からアマチュア無線局を除外することについて,田中電波監理局長に陳情書を提出.同時にJARL会長・原昌三氏(JA1AN)一行は,議員会館に小渕恵三衆議院議員(JI1KIT)を訪ね協力を要請.
----=サイクル21がピークに.
----=アイコムから144MHz帯ハンディ・トランシーバーIC-2N(3万6000円),広帯域VFO内蔵の50MHz帯SSBトランシーバーIC-502A(4万4800円)登場.
----=CQ誌12月号(No.414),594頁,430円.



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