1986年の歴史
 
 
0115=ゴルバチョフ書記長が戦略核の50%削減,中距離核戦力の全廃,残る核兵器の廃棄という,核兵器廃絶構想をアメリカに提案. 
0128=スペースシャトル・チャレンジャー号が発射73秒後に爆発.乗組員7人,全員死亡. 
0225=コラソン・アキノがフィリピン大統領に就任. 
0411=ハレー彗星が76年ぶりに地球に接近.各国が探査機を打上げる. 
0426=チェルノブイリ原子力発電所(ウクライナ・キエフ州北部)が爆発.国境を越えて放射能汚染広がる. 
1003=核弾頭ミサイルを搭載したソ連の原子力潜水艦が火災を起こし,6日には水深5500mの深海に沈む. 
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0107=JARL中央局JA1RLより7MHz帯でCWおよびSSBによる,QTC電波の定時送信開始. 
0110=IARU発行の6大陸交信証(WAC)のルールが改正され,CW特記が新設されたほか,SSBはPhone特記として扱われることに. 
0111=チリ大学宇宙研究センター所長のディアス氏(CE3GA)ほか3名がJARLを訪れ,JAS-1の分離確認について打合せ,JARLからの協力を要請. 
0203=元JAIA会長・中野英男氏(トリオ相談役)逝去. 
0212=完成したJAS-1の通信系についての機能テスト,NEC横浜事業所で実施.(?24日) 
0307=JARL会員数13万7114名. 
0401=JARLの養成課程制度を改正,受付事務の委託など事務処理の合理化決定. 
0407=NEC横浜事業所において,JARLがJAS-1完成報告会. 
0419=JAIA事務局が東京都豊島区巣鴨に移転. 
0501=わが国とドイツ連邦共和国(西ドイツ)との間に,相互免許実施. 
0517=第18回世界電気通信日を記念し,特別記念局8J8ITU,8J9ITU,8JφITUを開設.(10日?19日) 
0523=わが国初の29MHz帯におけるFMレピーターJP1YEE(東京都小笠原村父島)が免許され,6月1日に運用を開始. 
0525=第28回JARL通常総会(ふくしま総会),福島・福島県文化センターにおいて開催.2700名が出席.アマチュアバンド拡充,衛星利用の施策,60周年記念事業などを決定.会長に原昌三氏(JA1AN),副会長に田路嘉秀氏(JA3XZW),井波眞氏(JA6AV),専務理事に熊谷誠氏(JJ1WUC)が就任. 
0528=長年アマチュア無線の普及・育成に尽くした功績によりJARL会長・原昌三氏(JA1AN)に藍綬褒章. 
0601=アマチュア衛星打上げにともなう免許手続きの整備,アマチュア衛星,コマンド局の電波法令上の明確化,養成課程の時間短縮などを含む省令改正(養成課程時間短縮については7月1日施行). 
0601=JARL創立60周年記念アワードの発行開始. 
0601=JARL創立60周年記念コンテスト開催.(?30日) 
0601=日本標準時制定100周年を記念し,特別記念局8J3JSTを兵庫・明石市立天文科学館に開設.(?7月27日) 
0602=東京・千代田区の帝国ホテルにおいて,テレコム旬間記念中央式典が開催され,電気通信の普及・発展への功績によりJARLが表彰される. 
0608=中国・蘇州市のBY4SZの開局式にJARL訪中団(団長=JARL専務理事・熊谷誠氏JJ1WUCほか9名)が出席,機器などを贈呈.また10月に開局予定の杭州市を訪問し機器を贈呈. 
0618=わが国の宇宙開発委員会がH-1ロケット(2段式)試験機を8月1日に打上げることを決定. 
0620=関東電気通信監理局により8J1JASの呼出符号を指定されたJAS-1の検査実施. 
0622=JAS-1の打上げを記念し特別記念局8J6JASを種子島の宇宙センターにおいて開設,9月1日からは鹿児島市の日赤鹿児島県支部で運用.(?10月10日) 
0623=JAS-1が打上げのため,種子島に運搬され到着. 
0701=JARLの養成課程講習時間が短縮され,法規12時間,工学10時間(電話級標準コース)に. 
0706=JARL東海地方事務局開設20周年記念祝典,東海地方事務局で開催. 
0712=IARUラジオスポーツ・チャンピオンシップを改称,第1回IARU HFチャンピオンシップが開催. 
0813=当初8月1日に予定されていたH-1ロケット(2段式)試験機は(天候などによるロケット整備の都合により延期されていたが),8月13日午前5時45分,JAS-1を搭載し種子島の大崎射場から打上げられ,午前6時47分チリで分離確認,同7時5分イギリスのサレー大学でもテレメトリーを受信,同7時38分東京都豊島区のJARL官制局でも受信に成功.JARLでは打上げ成功を記念し「ふじ」と命名.なお,同日夕刻の第8周回目に関東電気通信監理局による検査,衛星を介しての実通試験が行われ,衛星に“8J1JAS”の免許が与えれ,同日よりアナログ中継器を使って一般の使用を開始. 
0822='86アマチュア無線フェスティバル(第10回)が“地球をめぐる!”をキャッチフレーズに東京・晴海の東京国際貿易センター新館において開催.(?24日) 
0903=ユーゴスラビアで開催された,第3回ARDF(アマチュア無線方位測定)世界大会に,JARLは初の選手団3名を派遣.(?6日) 
0906=第6回10mFM全国移動通信実験実施(同実行委員会).(?7日) 
1106=郵政省,1200MHz,2400MHzバンドにおけるアマチュア・テレビ通信用としてのA9,F9電波の使用を認可. 
1108=JARL創立60周年記念式典および祝賀パーティーを東京・港区のホテルオークラで開催. 
1112=アマチュア無線行政管理者コース(ITU・郵政省・JARL共催),東京・千代田区の日本都市センターにおいて開催.(?17日) 
1115=福島・郡山市の南東北卸町会館で第3回南東北ハムベンション開催.約3000名入場.(?16日) 
1116=カナダとの相互運用が発効. 
1119=わが国の民間放送発足35周年を記念して(社)日本民間放送連盟が東京・ホテルニューオータニで“35周年記念全国大会”開催.特別局8J1NAB開局・運用.(?21日) 
1201=省令改正によりアマチュア局の定期検査が廃止に. 
1225=オーストラリアとの相互運用が合意. 
1228=3.8MHz帯が5kHz拡大され,3791?3805kHzに. 
----=アイコムから144MHz帯ハンディFMトランシーバーIC-μ2,同430MHz帯用IC-μ3登場. 
----=CQ誌12月号(No.486),546頁,450円. 
 
 
 
 
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