1993年の歴史
 
 
0120=ビル・クリントンが第42代アメリカ大統領に就任. 
0120=オードリー・ヘップバーン死去.63歳. 
0225=キム・ヨンサム(金泳三),第14代韓国大統領に就任. 
0515=日本初のプロサッカーリーグ(Jリーグ)開幕. 
0718=第40回総選挙が行われ,自民党は大幅な過半数割れ,社会党は歴史的敗北を喫し,55年体制崩壊.細川連立政権発足. 
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0101=(財)日本アマチュア無線振興協会(JARD)の各地方支所,JARL地方事務局に併設の形で開設. 
0113=国際電気通信連合(ITU)の常設機関,国際無線通信諮問委員会(CCIR)の作業部会(WP8A=陸上移動業務やアマチュア業務などを担当)が,東京・港区の郵政省飯倉別館で開催.各国代表が参加.(?22日) 
0207=JARL会員数18万4560人. 
0326=郵政省は無線局免許手続規則の一部を改正.アマチュア局関連の改正点は「無線局事項書及び工事設計書(表面)」の様式が変わり,「15住所」の部分にフリガナ欄が設けられたこと. 
0331=郵政省発表によると,わが国の総無線局数は857万3914局.もっとも多いのは自動車・携帯電話・MCAなどの陸上移動局で約438万局,アマチュア無線局は全体の15%の128万局. 
0401=電波利用料制度導入.アマチュア無線局は年間500円納めることに.前納も可能. 
0401=関東,近畿,九州についで,東北電気通信監理局が遠隔方位測定システム(センサス)を導入.不法電波取り締まりを強化. 
0403=アジアYLミーティング'93 in OSAKA開催.(?5日) 
0413=ARRL“DXCCニュースリリース”で,チェコソロバキアを消滅させ,新たにマケドニア(4N5,TU5),チェコ(OK,OL),スロバキア(OM)を加えると発表. 
0415=JARL専用の郵便番号が“170-73”,JARD専用が“170-88”に. 
0512=フランスのアマチュア衛星ARSENE(アルセーヌ),打上げ成功. 
0515=世界電気通信日を記念して特別局8J7ITUを開設・運用.(?23日) 
0516=静岡・御殿場市の陸上自衛隊滝ヶ原駐屯地で“FOXテーリング・チャンピオンシップ(兼アジア選手権)”開催.参加選手71名.陸上自衛隊普通科教導連隊が全面支援. 
0530=山梨・甲府市で第35回JARL通常総会開催.JARL会員約2200名が出席. 
0601=東京・帝国ホテルで平成5年度の“電波の日・テレコム旬間記念中央式典”開催. 
0607=アルインコ株式会社の井上舜策社長(JA3ANC),急性心不全のため逝去. 
0609=ラムサール条約会議開催を記念し,北海道・釧路市に特別記念局8J8RAMを開設・運用.(?16日) 
0612=八重洲無線株式会社代表取締役会長・長谷川佐幸氏(JA1MP)逝去. 
0615=郵政省は各地方電気通信監理局に50MHz帯の最大空中線電力を50Wから500Wにする旨を通達. 
0616=電波利用の規制(外国性排除,財政的基礎等)緩和と不法無線局の防止対策の強化(指定無線設備の販売における告知等)を目的として電波法を改正.これで国籍を問わずアマチュア無線局の開設が可能に. 
0629=日本のアマチュア無線創成期に先駆者の一人として活躍,その後もJARLの創設に関わるなど,日本のアマチュア無線の草分けであったJARL名誉会員,草間貫吉氏(exJXAX,exJ3CB,exJA3HAM)逝去. 
0630=郵政省発表によると,わが国の総無線局数は833万4659局.うちアマチュア局は129万8300局. 
0807=ソウルの南方170kmの韓国大田直轄市で“エキスポ'93(大田世界博覧会)”開催.会期中は日本人のビザ免除のほか,会場内の韓国テレコム・パビリオン内に設置された特設局6K93XPOでは,世界のアマチュア無線家に対し運用を公開.運用するためには,従事者免許証を持参して特設局で登録するだけでOK.(?11月7日) 
0820=東京・晴海の東京国際貿易センター新館で,“夏だ! 晴海にチューニング”をキャッチフレーズに「'93アマチュア無線フェスティバル(ハムフェア'93)」開催.入場者は延べ6万1000名.(?22日) 
0902=(社)電気学会が主催する電気学会研究会で,木賀忠雄氏(JA1AR)と岡本次雄氏(JA1CA)が“日本のラジオ用固定抵抗器の変遷”と題する講演. 
0907=JARL会員数,19万人を突破,19万445名に. 
0917=無線従事者規則の一部が改正され,JARDが行っている養成課程の時間数が第3級51時間→43時間,第4級22時間→14時間と短縮に. 
0919=ベルギーのデハーンで第16回IARU Reg.1総会開催.(?24日) 
0930=昭和63年から続けてきたアマチュア衛星「JAS-1b」募金終了.5064万1473円となった. 
1001=「火の国フェスタくまもと'93」で特別局8J6HFKを開設・運用.(?11月14日.10月30,31日は休止) 
1005=中国・北京市で「第1回IARU Reg.3 ARDF競技大会」開催.144MHz部門・OTクラスで高橋義吉選手(JP1TDD)が金メダル,西内秀一選手(JA7EWX)が銅メダル獲得.団体でもOTクラスで1位に.(?9日) 
1005=電波法が改正され,日本とアマチュア無線の相互運用協定を結んでいる国(アメリカ,ドイツ,カナダ,オーストラリア,フランス,大韓民国,フィンランド,アイルランド)の政府が付与したアマチュア無線の資格を持つ外国人は国籍を問わず,日本でアマチュア局の免許が付与されることに. 
1007=中国・北京郊外で“第1回IARU第3地域ARDF競技大会”開催.日本からの選手団12名.参加正選手55名.(?9日) 
1012=無線設備規則の一部が改正され,「アマチュア局の送信設備は通信に秘匿性を与える機能を有してはならない」との一項が追加に. 
1012=中国・上海市のアマチュア無線局BY4AAが開局10周年. 
1031=熊本・富合町雁回山で「'93全日本ARDF競技大会」開催.熊本城内に特別記念局8J6RDFを開設,公開運用. 
1204=JARL創立時の盟員のひとりで,大正15年に作成されたJARL規約(日本素人無線聨盟)を起草するなど日本アマチュア無線の草分けのひとり,島茂雄氏(JO1IKW exJ1SH/exJ1EO/ exJ2HN・日本放送協会技術研究所長を経て,ソニー中央研究所長,専務取締役などを歴任)逝去. 
----=タスコ電機からGMSK方式9600bps対応,高速データ通信用モデム内蔵の430MHz帯トランシーバーDTR-192登場. 
----=日本マランツからモノバンド+サブバンド機能搭載の小型軽量144/430MHz帯FMハンディ機C170,430/144MHz帯用C470登場. 
----=CQ誌12月号(No.570),568頁,570円.   
 
 
 
 
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