1994年の歴史
 
 
0117=ロサンゼルス一帯にマグニチュード6.8の大地震発生.死者50人を超す. 
0204=開発に10年かけた純国産大型ロケットH-2打ち上げ成功. 
0312=日米移動電話交渉決裂. 
0408=細川護煕首相,資金運用に絡む不祥事浮上で辞意表明. 
0426=台北発の中華航空エアバスが名古屋空港で着陸に失敗,炎上.死者264名. 
0501=F1サンマリノ・グランプリでアイルトン・セナ選手が壁に激突,病院で死亡. 
0509=南アフリカ共和国,マンデラ氏を大統領に選出. 
0622=製造物責任(PL)法案成立. 
0627=長野・松本市の住宅街で深夜有毒ガスが発生,7人が死亡,約60人が病院へ.のちにサリンと判明. 
0629=自民,社会,さきがけ3党の共同政権構想により村山富市社会党委員長が首相に. 
0723=向井千秋さんらを乗せたスペースシャトル・コロンビア帰還. 
0802=ビートたけし,バイクで転倒,重傷. 
1002=第12回アジア競技大会,広島で開幕.史上最多の42カ国が参加. 
1121=小選挙区の区割り法案成立.(12月25日施行) 
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0201=断崖に囲まれた極地の孤島,ピーターI世島DXペディション(3YφPI)行われる.(?17日) 
0202=75回目を迎える“よみうりアワード”の表彰式,東京・大手町の読売新聞本社で開催.受賞者は世界部門で8名,全日本部門で15名が受賞. 
0207=JARL会員数19万3512名. 
0223=3月1日付けで消滅カントリーとなるPenguin Is.から,DJ6SI,DJ6JC,V51BIらがZSφXのコールサインで運用.(?28日) 
0401=電波法関係の手数料改定される.新しい手数料は以下のとおり. 
    ◆アマチュア無線局免許申請手数料(印紙) 
     ・開局申請(50W以下)=8700円 
     ・開局申請(50Wを超えるもの)=1万7400円 
     ・再免許申請=4350円 
     ・国家試験手数料(受験票郵送料含む) 
       1アマ=6080円 
       2アマ=5080円 
       3アマ=3530円 
       4アマ=3530円 
    ◆無線従事者免許手数料など(印紙) 
     ・無線従事者免許申請手数料=1400円 
     ・無線従事者免許証・局の免許状再交付手数料=1950円 
0401=無線従事者規則の一部が改正され,養成課程に使用する教科書の郵政大臣の認定が廃止,また無線従事者免許証を失った場合の届け出(忘失届の提出)が不要に. 
0421=戦前は北海道でJ7CGを,後にJ2PSを,さらに満州国アマチュア無線連盟結成に参画,MX3Hを開局.その後JARL理事,副会長を歴任された田母上栄氏(JA1ATF)逝去. 
0422=時局切迫の折,東部国防無線隊副隊長として指揮をとられ,また“キングソロモンの法則”でも知られる栗山晴二氏(JA1KS exJ2KS)逝去. 
0424=JARL大阪府支部が関西国際空港開港記念特別局8J3KIXを開設・運用.(?6月12日,8月15日?9月15日) 
0510=宮城・仙台市で開催された“1994年環境電磁工学(EMC)国際シンポジウム”を記念して特別局8J7EMCを開設.前半はJARL東北事務局から,後半はシンポジウム会場から運用.約30カントリー5000局あまりと交信.(?19日) 
0514=第26回世界電気通信日特設局8J8ITU,北海道・八雲町の育成牧場管理棟の一室に開設され,6503局と交信.(?22日) 
0514=第26回世界電気通信日特設局8J1ITU,東京・八王子の東京工科大学に開設運用.(?23日) 
0515=静岡・御殿場市の陸上自衛隊滝ヶ原駐屯地で“'96オールジャパンFOXテーリング・チャンピオンシップ兼アジア選手権”開催.参加選手66名. 
0516=平成2年2月に打ち上げられたアマチュア衛星「ふじ2号」JAS-1b(FO-20)が0943(UTC)に地球周回2万回を達成. 
0520=JARLがかねてから要望していた3.8MHz帯の拡大についての告示が改正され,“3747?3754kHz”の7kHzが追加され,即日施行された. 
0520=JAIA第24回定時総会開催.会長に長谷川淳氏(八重洲無線株式会社),副会長に井上徳造氏(アイコム株式会社),小野久雄氏(北辰産業株式会社),福湯博芳氏(株式会社ケンウッド),三吉誠氏(日本マランツ株式会社)らを選出. 
0522=北海道・登別で日本初の75GHz/47GHzでの通信実験行われる.実験メンバーは,増田幸雄氏(JA8CMY)+JH8ZGNグループ6名. 
0527=郵政省の電波監視システム「DEURAS」運用開始. 
0529=第36回JARL通常総会「こうべ総会」が,兵庫・神戸市の神戸国際展示場2号館で開催される.全国から3000名の会員が参加.会長に原昌三氏(JA1AN),副会長に井原達郎氏(JA4AO),同・井波眞氏(JA6AV),専務理事に海老沢政良氏(JA1DM)らを選出. 
0530=郵政省が無線局施設状況を発表.それによると,日本の総無線局数は平成6年3月末現在,839万2055局となり,前年度末に対し9万9431局増.上位3位の内訳は,電気通信業務用334万1870局,アマチュア無線局132万5527局,パーソナル無線局93万3369局となっている. 
0610=特別業務の局(ガイダンス局)が呼出名称「あまちゅあがいだんすかんとう」,呼出符号「JSZ 2000」として144/430MHzにおいて免許に.6月18日には関東地方で初の運用が行われ,不法運用やバンド区別逸脱局などに注意を促した. 
0614=ART(アジア・太平洋電気通信共同体),日本の郵政省,JARL,IARUの四者共催で“ARTアマチュア無線セミナー”,東京で開催. 
0617=郵政省アマチュア無線クラブ(JJ1YHC),開局10周年パーティ開催. 
0707=JARL会費,年額7200円,終身会員20万円. 
0819=東京・晴海の東京国際貿易センター新館で“晴海は今年もハムファミリー”をキャッチフレーズに“ハムフェア'94”開催.来場者は延べ5万2000人. 
0905=3年に一度開催されるIARU(国際アマチュア無線連合)の第3地域(アジア/オセアニア)開催. 
0912=スウェーデンの首都ストックホルムから40kmほど南下したセーデルテリエで“第7回ARDF世界選手権大会”開催(IARU主催).26カ国294名が参加.日本からは15名が参加. 
0919=京都・京都国際会館で“ITU(国際電気通信連合)全権委員会議”開催.これを記念して特別記念局8N3ITUを開設・運用.(?10月16日) 
----=IARU(国際アマチュア無線連合)の世界のアマチュア局統計によると,世界のアマチュア局は255万9000局,従事者の数は252万5000人.日本が世界一で129万8300局,2番目はアメリカの63万局. 
1105=愛媛・松山市に隣接した久万高原・ふるさと旅行村周辺においてJARL主催“'94全日本ARDF競技大会”,全国各地の予選を勝ち抜いた選抜選手91名のほか,韓国から8名,ロシアから1名の選手が参加して開催.競技にあわせて特別記念局8J5RDFも開設・運用. 
11--=JARL,アマチュア衛星「JAS-2」打ち上げのための募金開始. 
----=アルインコからチャネルスコープ搭載の144/430MHz帯FMモービル機DR-610登場. 
----=CQ誌12月号(No.582),544頁,630円.
 
 
 
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