仮にも編集者を名乗るなら,これだけはやっちゃぁまずいでしょ,という誤字・誤変換.とはいえ,市販の雑誌などにときどき堂々と載っていますけど….気をつけたいものです. え,これ間違いなの? というあなた,だいじょうぶです,こんな細かいことをいちいちチェックするのは編集者ぐらいですから.え,あなたも編集者? * これをやってはシロウト!思考錯誤 → 試行錯誤思考が錯誤していたら,たいへんです. …を内臓する → …を内蔵する冗談みたいな本当のはなし. 絶体にだめ → 絶対にだめ反対に,「絶対絶命」なんてのもあります.確かにまぁそうかもしれませんが. シュミレーション → シミュレーションこれを間違っている人はけっこういます.かくいうわたしも,かつては間違って使っていました(Editor以前). ・・・つづく * まぁ,うっかりすることもあります宅急便 → 宅配便「宅急便」はクロネコヤマトの商標です. ・・・つづく * これはけっこうムズカシイ先輩を越える → 先輩を超える「超越」,どちらも「こえる」ですが,物理的に(接しながら)越えるのが「越」,数字や心理的な意味で上回っている場合は「超」,という風にわたしは使い分けています.でも,この使いわけが唯一正しいというわけでもない,かもしれません. * これはたいへんムズカシイら抜き言葉 可能,受身,自発,尊敬の四つの意味で「〜れる,〜られる」を使うとき,受身・自発・尊敬では「〜られる」というのに,可能では「〜れる」という場合,これは「ら抜き言葉だ.日本語が乱れている.可能のときも"〜られる"というべきだ」という論があります.
書き言葉はともかく,話し言葉で「着られない」というのは不自然なような気がします.…どうなのでしょう.
などと思うのですが….自分の感性だけを頼りにするなんて,あてにならないものです.何か基準はないのでしょうか.ご存じのかたがいらっしゃれば,ぜひ教えてください. ・・・つづく |