JARLアマチュア無線ハンドブック
増補改訂版
(社)日本アマチュア無線連盟 編
B5判 528ページ
定価3,630円(税込)
JAN9784789810197
1997年4月20日発行
大変恐縮ですが,こちらの商品は品切れ絶版となりました.
本書は,初めて1968年(昭和43年)に刊行されてから,その後断続的に発行してまいりました.そして1991年(平成3年)に大幅に内容を改めた形で発行した新版を,見直しを行い,増補改訂版として発行することになりました.
新版として刊行した当時の,いかにして現在のアマチュア無線を楽しむかを編集方針とした基本を守りながら,電波工学,電子回路,通信方式,機器等の詳細について理論的・技術的な解説はもとより,アマチュア無線の入門者にも容易に理解していただけるように配慮して編集してあります.
目次
基礎編
01 アマチュア無線の意義と歴史
02 アマチュア無線の楽しみかた
ラグチューの楽しみかた
いわゆるDX交信
賞状集め
モービル無線の楽しみ
パケット通信
QRP通信
技術を楽しむ
特殊通信の楽しみ
ソフト的楽しみ
03 アマチュア無線の国際親善に果たす役割
【コラム】ゲスト・オペレーター制度
04 開局方法と手続き
たいせつなアマチュア局づくりの構想
アマチュア無線局の申請方法
技術基準適合証明と保証認定制度
RTTY・FAX・SSTVなどの申請方法
運用編
01 アマチュア無線業務に使用する電波のバンド・プラン
運用ガイド・ラインとバンドプラン
HF帯の使用区分
VHF帯の使用区分
UHF帯の使用区分
SHF帯の使用区分
02 アマチュ無線の運用法
交信の準備
交信の開始
交信法
更新の終了
【コラム】上手な運用のためのポイント
03 QSLカードの意義と機能
QSLカードとは
作りかたと記入法
04 運用のための電波法規
05 各種インターフェア対策
06 非常通信
応用編
01 変更手続きと再免許申請
変更の内容
変更手続きの概略
無線局の再免許申請
02 アマチュア局に許される各バンドの特徴
03 MF/HF帯の電波伝搬
地表波伝搬
電離層電波伝搬
短波通信のじょう乱
電離層伝搬の諸問題
04 V/U/SHF帯の電波伝搬
見通し内伝搬
見通し外伝搬
異常伝搬
V/UHFにおける遠距離通信とその意義
【コラム】伝搬損失の計算式
【コラム】dBについて
【コラム】電力・電圧・電界強度の関係
05 パケット通信とその運用
パケット通信の歴史
パケット通信の運用の実態
パケット通信に必要な機器と設備
機材の接続
TNCの設定
パケット通信の運用
【コラム】OSI参照モデル
06 衛星通信とその運用
衛星通信とは
衛星通信のための機器、設備
運用
衛星通信に必要な基礎知識
【コラム】用語説明
07 画像通信 ATV/SSTV/ディジタル画像伝送
ATV
SSTV(FAX)
ディジタル画像伝送
08 RTTYとAMTOR、その運用
RTTYの運用の実態
RTTY運用に必要な機器
RTTYの運用法
RTTYの基本技術
BAUDOTからAMTORへ
AMTORからPACTORへ
【コラム】用語説明
09 自然体を利用した通信 月面反射通信
月面反射通信とは
月面反射通信の運用法
月面反射通信の設備
月面反射通信の回線設計
10 リピーターの原理と運用法
【コラム】リピーター用語
11 フィールド運用、モービル運用
移動運用の形態
移動運用の設備
電池と蓄電池
12 賞状
賞状(Award)とは
申請と取得
日本の賞状
外国の賞状
13 コンテスト
コンテストとは
楽しみかたと参加の心得
各種コンテストのルール
提出書類記入上の注意
14 フォックス・ハンティングとARDF
【コラム】用語の説明
15 CWの覚えかた
16 相互運用協定と海外での運用
外国での運用にはその国の免許や運用許可が必要
相互運用協定と海外での運輸の実際
技術編
01 電気の基礎知識
電界と磁界
抵抗と電圧と電流
交流
キャパシタンス
インダクタンス
インピーダンスとアドミタンス
02 無線設備の基礎知識
周波数の選択
送受信機の周波数の決定
周波数の変更
送受信技術の基礎事項
送受信機の正しい評価
SSB送信機の知識
03 アンテナの基礎技術
アンテナとは
アンテナの選びかたと建てかた
カタログに現れるアンテナ用語
インピーダンス・マッチング
コネクターの付けかたとケーブルの使い分け
04 モービル局の基礎知識
モービル運用の特徴
取付方法とメインテナンス
電源の取りつけかたは”最短距離で太く直接”が基本
アンテナについて
ノイズ(雑音)の話
さらに知っておきたいことなど
05 インターフェア防止の基礎知識
インターフェアの要因
インターフェア対策の基本
対策の具体例
障害防止フィルターの製作
06 アマチュア無線家のためのコンピューター技術入門
コンピューターの動作原理
コンピューターの種類
プログラミング
パーソナル・コンピューター
DSPとディジタル信号処理
アマチュア無線家のハードウェアへの応用
アマチュア無線家のソフトウェアへの応用
07-1 出力1W、7MHz電信送信機の製作
07-2 安定化電源の製作
13.8V・4.5A安定化電源の製作
07-3 V/UHF帯用受信プリアンプの製作
プリアンプとは
製作の手順
07-4 50MHz 3エレ八木の製作
07-5 各種工作法とノウハウ
工具
工作テクニック
部品の取り扱いかた
部品の読みかた
08 測定の基礎技術
測定器、測定技術はなぜ必要か
テスター(回路試験器)
オシロスコープ
低周波発振器
アッテネーター(減衰器)
ディップ・メーター
吸収型波長計
ダミー・ロード
SWR計
あれば便利な測定器・測定具など
09 アマチュア局の避雷技術
雷の原理と実態
雷の分布と統計
雷の侵入経路と雷被害
避雷技術
接地
【付録】接地抵抗の計算/日本の大地導雷率
資料編
01 数学公式
02 フィルターの設計
03 風圧計算法
04 グリッド・ロケーター
05 ターミナル・ソフト・プログラム
06 欧文通話表、モールス符号など
07 アマチュア無線でよく使われるQ略語
08 JIS(ASCII)、Baudot、AMTORコード
09 デジベル換算表
10 同軸ケーブル
11 RS-232C規格の概要
12 新しい電波の発射の表示方式
13 アマチュア・バンド
14 国際符字列表
15 DXビーム・リスト
16 ハム用大圏地図
17 北米(米、加)州名の略号
18 ARPL DXCCカントリー・リスト
19 世界のQSLビューロー
20 JCCリスト
21 JCGリスト
22 計画リピーター局解説状況
23 リピーター局リスト
24 JARL地方事務局、電気通信管理局所在地
25 JARLの仕事と組織