Last Update 2006/12/27

DX HANDBOOK

CQ ham radio編集部 編
B5判 360ページ
定価2,082円(税込)
JAN9784789810319
1991年6月15日発行
[絶版2001.4.30] DX HANDBOOK
大変恐縮ですが,こちらの商品は品切れ絶版となりました.

 アマチュア無線の歴史とともにある海外との交信…DX.それは,世界に夢をはせるハムの真髄ともいわれています.本書では,とかくむずかしいと思われがちなこのDX通信を,初歩から徹底してわかりやすく解説.豊富な資料とともに,どなたにも海外との交信ができるよう編集しました.およそ海外との交信に必要な情報は,この1冊ですべてがそろいます.

目次

入門編

第1章 DX通信への招待
1.1 DXとは何か
1.2 DXの小史
1.3 DXの楽しさ
 (1)DXCC/DXCentury Club
 (2)コンテスト
1.4 DXの始め方
 (1)どうすればDXの世界に入れるのか
 (2)どんな道具をそろえればいいのか
1.5 みんなの気配りで楽しいDXを
 (1)“CQ ”について
 (2)ロングコールについて

第2章 DX情報の収集法
2.1 初級の情報収集法
 (1)暇を見つけてはワッチに専念する
 (2)国内の友人からバンドで情報を得る
 (3)月刊雑誌のDX欄より情報を得る
 (4)パケット通信を利用する
2.2 中級の収集法
 (1)DXクラブに入会する
 (2)クラブ単位のDXネットを聞く
 (3)DX情報専門誌を購読する
2.3 上級の情報収集法
 (1)DXペディショナーに直接電話する
 (2)DXニュースシートのボイスバンク
 (3)海外DXerの友人を作る
 (4)DXペディショナーに寄付する
 (5)研究課題

第3章 バンド別に見たDXの稼ぎ方
3.1 電波伝搬を科学する
 (1)電離層の種別と性質
 (2)MUFとLUF
 (3)ロングパス
3.2 各バンドの特徴と周波数分布
 (1)160m
 (2)80/75m
 (3)40m
 (4)30m
 (5)20m
 (6)17m
 (7)15m
 (8)12m
 (9)10m
3.3 各バンドのコンディション変化
 (1)160m
 (2)80/75m
 (3)40m
 (4)30m
 (5)20m
 (6)17m
 (7)15m
 (8)12m
 (9)10m

運用編

第4章 DXのためのCW入門
4.1 受験準備から初交信まで
 (1)25字/分の受信練習は回り道
 (2)80字/分の練習法
 (3)練習の準備
 (4)短点と長点の感覚
 (5)符号は少しずつ覚える
 (6)実戦練習
 (7)25字も受信練習
 (8)文例集め
 (9)送信練習
 (10)機器の準備
 (11)ハンドル
 (12)遅れ受信と暗記受信
4.2 初交信の心構え
 (1)OMの胸を借りる
 (2)してほしいことを相手にする
 (3)無線局運用規則を忠実に
 (4)CQは打つより拾え
4.3 交信の実際
 (1)能率向上のために
 (2)無用の反復
 (3)無用の復唱
 (4)誤解の源
 (5)交信終了
 (6)ラバースタンプQSO
 (7)一歩前進
4.4 こんなときどうする
 (1)ワッチということ
 (2)CQに応答がない
 (3)CQを打った局を呼んでも応答がない
 (4)コールサインが取れない
 (5)コールサインの訂正
 (6)QTHや名前の訂正
 (7)ビームを合わせてリポートを送りたい
 (8)599+か59+9か
 (9)QRSが通じない
 (10)もっと速く打とうよ
 (11)QSL VIA BUROに
 (12)QSL DIRECTに
 (13)チャンネル・チェック
 (14)チャンネル権
 (15)ひょっとしてYLかな
 (16)閉局宣言
4.5 DXを考える
 (1)コンテスト
 (2)DXペディション
 (3)ラグチュー
 (4)DX局だって人間だ
 (5)時差について
 (6)シャックに地図帳を
 (7)地図帳のいろいろ
 (8) 地図帳の入手方法

第5章 ライバルに差をつけるDX英会話
5.1 英語を話す前の予備知識
 (1)文化の違いを知ろう
 (2)カッコ良く発音しよう
5.2 よく使われる基本文型
 (1)現在進行形
 (2)未来形
 (3)仮定法
 (4)現在完了形
 (5)受動態
 (6)関係代名詞
 (7)比較級
5.3 やさしいラバースタンプQSO
 (1)一般的なCQの出し方
 (2)CQに対する応答
 (3)応答に対するあいさつ
 (4)シグナル・レポートの送り方
 (5)名前の紹介
 (6)シャックの紹介
 (7)QSLカードの交換
 (8)QSOの終わり方
5.4 DX英会話の応用
5.5 国際電話のかけ方
 (1)国際電話の種類
 (2)国際ダイヤル通話のかけ方
 (3)Station-to-Station Callのかけ方
 (4)Person-to-Person Callのかけ方
 (5)Collect Callのかけ方
 (6)Credit Card Callのかけ方
 (7)国際電話をかけるときの注意
 (8) アポイントについて
5.6 来日したDXerのおもてなし
 (1)外国人が日本にきたら
 (2)日本の風土と気候について
 (3) 主要都市/観光地について
 (4)日本での食事について
 (5)その他
5.7 外国に出かけたら
 (1)入国審査・税関にて
 (2)ホテルにて
 (3)銀行にて

第6章 実用10カ国語QSO
6.1 まえがき
6.2 活用虎の巻
6.3 カナ書きについて
6.4 リターニング(お返しします)について
 Simplest QSO in English
 Short contact in English
 Short contact in Spanish
 Short contact in Indonesian
 Short contact in Italian
 Short contact in Tagalog
6.5 解説・英語
6.6 解説・ドイツ語
6.7 解説・フランス語
6.8 解説・スペイン語
6.9 解説・イタリア語
6.10 解説・ロシア語
6.11 解説・インドネシア語
6.12 解説・タガログ語
6.13 解説・ハングル語
6.14 解説・中国語

第7章 DXコンテスト入門
7.1 コンテストの魅力
 (1)数多くQSOできる
 (2)自分のコールが外国の雑誌に載る
 (3)アワードハンティングのチャンス
 (4)パイルをさばくことができる
 (5)入賞して盾や賞状をもらう
 (6)久しぶりの友人とQSOできる
7.2 楽しみ方・上級編
 (1)優勝を目指す
 (2)記録をつくる
 (3)コンテスト・ファームを作る
7.3 コンテストに参加する前に
 (1)日時,ルールの確認
 (2)ナンバー
 (3)参加部門
 (4)得点計算
 (5)QSOポイント
 (6)マルチプライアー
 (7)マルチバンド・エントリー
7.4 QSOの方法
 (1)SSBのQSO例(1)
 (2)SSBのQSO例(2)
 (3)CWのQSO例(1)
 (4)CWのQSO例(2)
7.5 コンテストに必要なもの
 (1)設備
 (2)ロケーション
 (3)アンテナ
 (4)休暇
 (5)TVI
7.6 コンテスト必勝法
 (1)不屈の根性と48時間闘いぬく体力
 (2)オペレート・テクニック
 (3)勝つために必要なグッズ
 (4)必勝法のまとめ
7.7 コンテスト・ペディションのすすめ
7.8 提出ログの書き方
 (1)デュープ(重複)チェック
 (2)ログシートの書き方
 (3)サマリーシート
 (4)マルチチェック・リスト
 (5)ログ提出のまとめ
7.9 コンテスト・カレンダー
 2月(ARRL CW)
 3月(ARRL PH.WPX SSB)
 5月(WPX CW)
 6月(ALL ASIAN CW)
 7月(IARU)
 8月(EU CW)
 9月(ALL ASIAN PH.EU PH)
 10月(WW PH)
 11月(JI PH.WW CW)

DXCC編

第8章 DXCCのすべて
8.1 はじめに
8.2 DXCCのプロフィール
 (1)DXCCの歴史
 (2)初めてのカントリー・リスト
 (3)DXCCの再開
 (4)カントリー
 (5)DXCCのアワードの種類
 (6)オナーロール
 (7)5バンドDXCC
 (8)DXCCメンバーの発表
 (9)DXCCを処理する機構
8.3 DXCCルール
 (1)序説
 (2)Section1 基本ルール
 (3)Section2 カントリー判定基準
 (4)Section3 削除の判定基準
 (5)Section4 認可基準
8.4 DXCCの申請法
 (1)申請書の記入
 (2)提出するQSLの注意
 (3)DXCCの申請料金

第9章 大陸別に見る高難易度カントリー
9.1 ヨーロッパ(ZA,SV/A,4J)
9.2 アフリカ(3Y,VKφ,3Cφ)
9.3 アジア編(XZ,70,1S)
9.4 オセアニア編(KH5K,VK9)
9.5 南アメリカ(VP8,HKφ,CEφ,PYφ)
9.6 北アメリカ(YVφ,KP1,FO)
9.7 極地(3Y)

第10章 国際情勢とプリフィックスの変遷
10.1 国際情勢変化の観点から読むDX
10.2 エイジアン・カントリーズ・サーベイ
 (1)沖縄
 (2)シッキム
 (3)シンガポール
 (4)パキスタン,バングラデシュ
 (5)チベット
 (6)モルジブ
 (7)バーレーン
 (8)カタール
 (9)オマーン
 (10)アラブ首長国連邦
 (11)南イエメン
 (12)カマラン島
 (13)サウジアラビア/イラク中立地帯
 (14)クウェート/サウジアラビア中立地帯
 (15)キプロス内イギリス管理軍用地
 (16)クウェート
10.3 ヨーロピアン・カントリーズ・サーベイ
 (1)ドイツ
 (2)マウントアトス
 (3)マルタ騎士団
 (4)マリービソッキー島
10.4 アフリカン・カントリーズ・サーベイ
 (1)イフニー
 (2)西サハラ
 (3)ギニアビサウ
 (4)カーボベルデ
 (5)ガンビア
 (6)サントメプリシンペ
 (7)アンゴラ
 (8)ジブチ
 (9)モザンビーク
 (10)スワジランド
 (11)コモロ
 (12)モーリシャス
 (13) セーシェル
10.5 オセアニアン・カントリーズ・サーベイ
 (1)チモール
 (2)パプアニューギニア
 (3)ブルネイ
 (4)ソロモン諸島
 (5)ナウル
 (6)西キリバス,中央キリバス,東キリバス
 (7)フィジー
 (8)トンガ
 (9)ミネルバリーフ
10.6 北アメリカ・カントリーズ・サーベイ
 (1)セーブル島
 (2)セントポール島
10.7 中央アメリカ・カントリーズ・サーベイ
 (1)ベリーズ
 (2)カナルゾーン
 (3)アンチグア
 (4)ドミニカ
 (5)グレナダ
 (6)セントクリストファー&ネビス
 (7)セントルシア
 (8)セントビンセント&グレナディーン
 (9)バハマ
10.8 南アメリカ・カントリーズ・サーベイ
 (1)アルーバ
 (2)ピーターI世島

応用編

第11章 精選アワード規約
11.1 アワードとは
11.2 アワードの紹介手順
11.3 アワードの申請方法
 (1)特定申請書
 (2)JARLのGCR
 (3)GCR
11.4 申請上の注意
11.5 アワードの整理
11.6 外国郵便について
11.7 アワード関連の専門用語
 (1)GCR
 (2)IRC
 (3)SASE
11.8 アワード規約
 AAA/ADXA/CANADA/CCA/CCC/CDM/CIA/CJO/DDP/DDFM
 /DPF/DUF/DSA/H-26/NZC/OHA/PRB/R-3-K/R-100-O
 /ROMANIA/S6S/TRA/WAA/WAB/WABP/WAC/WACE/WAE
 /WAIP/WAOE/WAP/WAP/WAS/WAZ/WASM/WAVKCA/WAZL
 /WHC/WNC/ZLA/ZHK

第12章 QSLカードの基礎知識
12.1 QSLカードの規格
12.2 QSLカードの記入の仕方
 (1)自局のコールサイン
 (2)自局の所在地
 (3)オペレーターの氏名
 (4)相手局のコールサイン
 (5)交信日時
 (6)周波数
 (7)電波の型式
 (8)信号の了解度,信号強度,音調
 (9)署名
 (10) 設備
 (11) 所属クラブ
 (12) その他
12.3  QSLカードの送り方
 (1)ルート1及びルート2
 (2)ルート3
 (3)ルート4

第13章 国際郵便の利用法
13.1 郵便
 (1)国内郵便
 (2)外国郵便
 (3)特殊郵便扱い
13.2 QSLカードの送り方
 (1)ビューローへ送る場合
 (2)ダイレクトでカードを送る場合
 (3)SASEの使い分け
 (4)所要日数
 (5)QSLのコンファーム率を上げる秘訣
 (6)特別な話

第14章 50MHZのDX
14.1 50MHzバンドの状況
14.2 入感したカントリー,入感しそうなカントリー
 (1)アジア
 (2)パシフィック(オセアニア)
 (3)北アメリカ
 (4)南アメリカ
 (5)アフリカ
 (6)ヨーロッパ
14.3 プロパゲーション
 (1)Eスポ(スポラディックE層)
 (2)F2層
 (3)TEP
 (4)散乱波(スキャター)
14.4 太陽活動の情報
 (1)JJY
 (2)ウルシグラム・データ
 (3)TELサービス
14.5 50MHzDXのための運用のポイント
 (1)ワッチ時期
 (2)ワッチ時間
 (3)HFバンドも運用
 (4)40MHz台も受信する
 (5)ビーコンを聞こう
 (6)28日周期のコンディションの変化
 (7)コンディションは動くもの
 (8)オープン時間の短さ
 (9)コンディションの地域差
 (10)曜日と相手国の祭日をねらえ
 (11)コンテスト,ペディションをねらえ
 (12)QSOをテープに残そう
 (13)ログについて
 (14)QSO順位
 (15)ローカル対策
14.6 50MHzDXに必要な設備
 (1)リグの選択
 (2)アンテナ
 (3)ロケーション
14.7 情報収集
 (1)雑誌
 (2)ネットに参加
 (3)QSOの中から
 (4)HF帯の運用から
 (5)手紙,ニュースシートから
 (6)パケット通信から
 (7)ローカルネット
 (8)電話の利用
14.8 50MHzDXerのためのバランス・シート

資料編
 (1)国際呼出符字列分配表
 (2)ARRL DXCC COUNTRIES LIST
 (3)CW略号表
 (4)50MHzビーコン局リスト
 (5)海外TV放送周波数表
 (6)QSL MANAGERS LIST

巻末・綴込付録