Last Update 2009/03/25

ディジタル通信回路教科書
RF/変復調/ベースバンド/Verilog記述

太田 博之 著
B5判 208ページ
CD-ROM付き
定価3,080円(税込)
JAN9784789818742
2004年10月15日発行
[絶版2009.3.19] ディジタル通信回路教科書
大変恐縮ですが,こちらの商品は品切れ絶版となりました.

 アナログ一色だった通信の世界にもディジタル化の波が押し寄せてきました.
 通信がアナログからディジタルになると,どこが,どう変わり,どんな要素技術が必要になるのか.本書は,それらの疑問にズバッと回答します.
 通信に欠かせない高周波技術をはじめ,ディジタル化にともなって多くのテクニックが必要とされる変調/復調の技術や,フレーム処理/誤り訂正の技術などについて,原理を深く掘り下げ,かつ実際にどう実現するのかまで,Verilogによる回路記述例をまじえて,丁寧に解説しています.回路記述例は,CRC回路やQPSK変調器など,全部で18本.
 教科書的な説明と現実の製品設計の狭間で悩んでいる方にお薦めの1冊です.

目次

第1章 ディジタル通信入門
 1.1 アナログ通信とディジタル通信
 1.2 ディジタル通信の特徴
 1.3 ディジタル通信機器の実際

第2章 高周波技術
 2.1 高周波回路の構成
 2.2 周波数変換回路
 2.3 電力増幅回路
 2.4 低雑音増幅回路
 2.5 発振回路
 2.6 フィルタ
 2.7 AFC

第3章 ディジタル変復調技術
 3.1 変調方式
 3.2 復調方式
 3.3 変調方式の実際

第4章 ベースバンド処理
 4.1 通信フレームの役割
 4.2 データの分割と組み立て
 4.3 フレーム同期とフレームタイミング
 4.4 通信路と誤りの種類
 4.5 誤り制御
 4.6 誤り検出符号と誤り訂正符号
 4.7 ARQ

第5章 システム設計
 5.1 OSI7階層参照モデル
 5.2 通信に使われるソフトウェア
 5.3 ソフトウェアとハードウェアの切り分け
 5.4 ディジタル通信機器の実際

第6章 回路設計編(1)ベースバンド回路
 6.1 送信ベースバンド回路
  パラレルシリアル変換/ハミング符号エンコーダ/フレーム組み立て
  送信ベースバンド/CRCエンコーダ/16ビットCRC回路
 6.2 受信ベースバンド回路
  同期ワードデコーダ/ハミング符号デコーダ/デコーダカウンタ
  CRCデコーダ

第7章 回路設計編(2)ディジタル変復調回路
 7.1 変調回路
  FSK変調器/QPSK変調器/π/4シフトDQPSK変調器
 7.2 復調回路
  FSK復調器/遅延検波回路/同期検波回路

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