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携帯電話,高圧送電線,地磁気,静電気などと人間との関わり

生体と電磁波

吉本 猛夫 著
A5判 152ページ
定価1,728円(税込)
JAN9784789820165

2004年5月1日発行

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■まえがき(127K)  ■第1章(21K) 
■第6章(27K)  ■第7章(22K) 

 【日本図書館協会選定図書】


 携帯電話の電磁波のSAR(比吸収率)表示法が施行されたのが2002年6月.各社は携帯電話のSAR値を取り扱い説明書などに記すようになりました.でも,“SAR”って何だかわかりますか?果たして携帯電話を使い続けても安全なのでしょうか?車内アナウンスで携帯電話をOFFするよう求められる本当の理由は?IH家電や万引き防止ゲートが心臓ペースメーカに与える影響とは?
 本書は,携帯電話からの電磁波が生体へ及ぼす影響を,電磁波被曝量測定システムの開発者自身がつづった,他に類を見ない読み物です.
 電磁波社会に暮らす現代人のための常識・非常識を明解に解説します.


目次

第1章 磁気のお話
 1-1 磁性体とは何か
 1-2 磁気の単位
  電気の単位と磁気の単位を対比する
  よく使われる磁気の単位
 1-3 磁気の測定
  静磁界と変動磁界
  市販測定器の分類
  ホール素子による簡易静磁界測定器
  変動磁界の存在の確認
  変動磁界の測定器
  地磁気
  手作りの方位磁針
  地磁気の強さの測定
 1-4 生物と磁界とのかかわり
  生物と磁気環境
  鳩の体内磁石
  磁気を応用した生活グッズ

第2章 静電気のお話
 2-1 摩擦電気
 2-2 静電気の存在の確認
  箔検電器による確認方法
  蛍光灯の管やネオン管を光らせて確認する方法
 2-3 電気(電荷)を蓄える
  蓄電器の歴史
  構造と動作原理
  手作りのコンデンサ
  コンデンサの耐圧に注意
  電気を蓄える操作
  蓄えられる電気の量と蓄えられた結果の電圧の関係
  人や車に帯電するような場合の電気量と電圧の関係
 2-4 感電
  静電気が動電気化すると感電を引き起こす
  雷のメカニズム
  静電気による電撃や感電
  一般的な感電について
 2-5 静電気からの防護
  電子機器や半導体部品の防護
  ガソリン・スタンドや病院での防護
  人体や動物の防護
 2-6 静電気のもう一つの顔─静電シールド
 コラム◆蓄電器と蓄電池

第3章 変動する電気と磁気の問題
 3-1 電界と磁界の影響力と周波数の関係
  電界と磁界の力関係を考える
  周波数と波長の関係
  アンテナ
  高い周波数では電界,低い周波数では磁界としての性格が強くなる
 3-2 パワーか距離か
 3-3 変動する電磁界の観測
  複雑な周波数成分をもつ雑音電磁波や,一過性の電磁界をどうやって測るか?
  電磁界センサ
  センサの出力を観測するための機器
  特殊なセンサ
 コラム◆電磁波の存在を知らせるボール・ペン

第4章 電磁気と医療・健康
 4-1 X線
 4-2 レーザ
 4-3 心磁図,脳磁図,MRI
 4-4 肺磁図
 4-5 身の回りの医療・健康と電磁気
  電磁波過敏症
  身の回りにあるささやかな医学と電気・磁気とのかかわりグッズ
 コラム◆レントゲンの生涯とX線の発見

第5章 電磁波による妨害とその対策
 5-1 電子機器のイミュニティ(immunity)
  イミュニティとは,自分以外から出る電波や雑音による悪影響に対する我慢強さや耐性
  電子機器の電磁波に関する規格
 5-2 妨害波となるメカニズムのいろいろ
  タイプA:火花放電による雑音電磁波
  タイプB:非正弦波の高調波雑音の放射
  タイプC:インバータによる電界放射
  タイプD:電力系の装置からの強力磁界の放射
  タイプE:機器の内部にある高周波発振器からの放射
  タイプF:電波の発射を目的とする機器からの妨害波
 5-3 どうやって妨害を減らすか
  不要電磁波を「不用意に出さない」,妨害に対して「イミュニティを高める」
  被害者に近寄るなという前に,加害者が被害を受けそうな者に近寄らないこと
  不要電磁波による妨害の経路と対策の基本
  妨害波を出さないための対策,被害者側で妨害波を内部に引き込まないための対策
 5-4 妨害を防ぐ動きはどう進められているか
  植え込み型除細動器(ICD)への妨害
  IH式電化製品や盗難防止装置からの妨害
 コラム◆飛び交う電波の検知器を作る

第6章 心臓ペースメーカと電磁波
 6-1 心臓のしくみ
 6-2 心臓ペースメーカの概要
  体外式ペースメーカ
  植え込み型ペースメーカ
  ペースメーカの鼓動
  内部回路と筐体
 6-3 ペースメーカへの妨害実態のテスト
  妨害実態テストの概要
  テスト結果の概要
  シールド効果のある布の有効性
 6-4 低い周波数の変動磁界による障害
 6-5 「雑踏」や「混み合った車内」では電波を発射しないようスイッチを切る

第7章 携帯電話と比吸収率“SAR”
  単位質量に吸収される(毎秒あたりの)エネルギ
  電磁波の熱効果と非熱効果
 7-1 電子レンジ現象
  電子レンジのしくみ
  ISM装置について
  囲まれた器の中の電界
 7-2 SARの測定
  仕事(ジュール,J)と仕事率(ワット,W)そしてSAR
 7-3 SARの測定方法─その第1ステップ
  本物の人間の代わりにファントムを使って測る
  ファントムの電気的な特性
 7-4 SARの測定方法─その第2ステップ
  電界強度を使った定義と温度変化を使った定義があるが,物理的には同じもの
  非常に狭い範囲の電界強度を調べるセンサとしての微小ダイポールによる電界強度計
  アンテナを無指向性にするために三角柱の3面にそれぞれ配置する
  電界強度と直流出力の関係
  近傍電界強度計のシステム構成
 7-5 規格化
  規制に取り組む各国の機関
  日本における規格化
 7-6 これからどうなる
  携帯電話だけでなくアマチュア無線機にも適用
  SAR低減には,アンテナの給電点が顔から離れていることが重要
  体内に入った電磁波による熱効果と非熱効果

あとがき
参考文献
関連団体の名称とホームページ
索引



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