Last Update 2003/11/21

科学計測のための
波形データ処理
計測システムにおけるマイコン/パソコン活用術

南 茂夫 編著
A5判 240ページ
定価2,093円(税込)
JAN9784789830317
1986年4月30日発行
[絶版2000.10.25] 科学計測のための波形データ処理
大変恐縮ですが,こちらの商品は品切れ絶版となりました.

 実験室や計測現場では,センサから得られた生の波形データを加工して,余分な雑音成分を除去したり,各種信号処理を施してデータの分析・評価をすることが多くあります.本書は,計測データの波形処理として使われる各種手法を詳解,処理プログラム例も多数掲載しています.

目次

第1章 科学計測とラボラトリ・オートメーション
 1.1 科学計測とは?
 1.2 科学計測とミニコンが生んだLA
 1.3 ミニコンを用いたLAの形態
 1.4 マイコンを用いたLAの形態
 1.5 パソコンを用いたLAの形態
 第1章のまとめとポイント

第2章 波形データとマイコン/パソコン
 2.1 センシング・システムと波形データ
 2.2 マイコン/パソコンの働きと波形処理
 第2章のまとめとポイント

第3章 アナログ入出力とデータ交換
 3.1 データ変換の基本
 3.2 波形のサンプリングから復元まで
 3.3 データ変換のためのデバイス技術
  3.3.1 アナログ・マルチプレクサ
  3.3.2 サンプル・ホールド回路
  3.3.3 A-D変換器
  3.3.4 D-A変換器
 3.4 インターフェーシングの基本的心得
  3.4.1 センサ・アナログ出力の取扱い
  3.4.2 コンピュータへのディジタル入力の取扱い
 第3章のまとめとポイント

第4章 不規則雑音の解析
 4.1 雑音の性質をきめる諸量
 4.2 コンピュータによる雑音と応用例
  4.2.1 観測時間
  4.2.2 振幅分布分析
  4.2.3 自己相関関数演算
  4.2.4 パワー・スペクトル
 第4章のまとめとポイント

第5章 演算処理による雑音除去法
 5.1 雑音除去法のいろいろ
 5.2 移動平均法
  5.2.1 演算法
  5.2.2 単純移動平均法
  5.2.3 多項式適合法
  5.2.4 適応化平滑化法
 5.3 周波数領域法
 5.4 積算平均化
 第5章のまとめとポイント

第6章 信号波形の検出と抽出
 6.1 ピーク検出
 6.2 自己相関関数の応用
 6.3 相互相関関数の応用
  6.3.1 インパルス応答測定
  6.3.2 波形検索
 第6章のまとめとポイント

第7章 波形歪の補正法(ディコンボリューション処理)
 7.1 ディコンボリューションとは?
 7.2 ディコンボリューションの原理
  7.2.1 信号面処理
  7.2.2 フーリエ面処理
 7.3 応用例と問題点
  7.3.1 収束のようす
  7.3.2 雑音の影響
  7.3.3 発光スペクトルへの適用例
 第7章のまとめとポイント

第8章 フーリエ変換
 8.1 スペクトルとは?
 8.2 コサイン変換
 8.3 フーリエ変換
 8.4 FETのアルゴリズム
 8.5 FETプログラムと演算実例
 第8章のまとめとポイント

第9章 最大エントロピー法
 9.1 最大エントロピー法(MEM)-歴史と現状
 9.2 FETではなぜだめなのか?
 9.3 MEMの理論
 9.4 Burg法のアルゴリズムの説明
 9.5 MEMプログラムと演算実例
 第9章のまとめとポイント

第10章 重畳波形の分離と分解
 10.1 波形分解・分離とは?
 10.2 波形モデル
 10.3 初期パラメータ決定
 10.4 シンプレックス(Simplex)法
 10.5 Davidon-Fletcher-Powell(DFP)法
 10.6 Gauss-Newton法
 第10章のまとめとポイント

第11章 多変量解析手法
 11.1 多変量解析とは? -関係と要約
 11.2 重回帰分析の応用
 11.3 重回帰分析法のプログラムと演算実例
 11.4 主成分分析の応用
 11.5 主成分分析法のプログラムと演算実例
 第11章のまとめとポイント

用語解説