Last Update 2003/11/25
CPUボードの製作からDOSの移植まで
16ビットDOSマシン設計・製作のすべて

吉田 幸作/岡崎 泰三 共著
B5判 176ページ
定価1,708円(税込)
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1993年4月10日発行
[絶版1998.2] 16ビットDOSマシン設計・製作のすべて
大変恐縮ですが,こちらの商品は品切れ絶版となりました.

 CPUにV50を使い,ボード・サイズと信号配列をPC98シリーズの拡張ボードと同じにして,MS-DOS互換OSのDR-DOSを移植した開発用16ビットCPUボードを製作します.MS-DOS仕様の言語や開発ツール,各種ユーティリティがそのまま利用できます.製作したプログラムやボードは特別頒布します.

目次

第1章 16ビットDOSマシンを設計しよう
 ・ 今回作成する 16ビット・コンピュータTRN16の特徴
 ・ システムの構成と製作の準備

第2章 16ビットCPU V50を理解しよう
 ・ マイクロプロセッサの進化とV50
 ・ V50の構成と特徴
 ・ リフレッシュ・コントロール・ユニット
 ・ シリアル・コントロール・ユニット
 ・ V50の割り込みとICU(割り込みコントロール・ユニット)
 ・ DMAコントロール・ユニット(DMAU)

第3章 回路設計とそのポイント
 ・ V50MPUボードの設計
 ・ ダイナミック・メモリ周辺の回路設計
 ・ I/O アドレス・マップと入出力回路の設計
 ・ DMAとフロッピ・ディスク周辺回路の設計
 ・ タイマ回路とシリアル・インターフェース回路の設計

第4章 TRN16基板の製作と調整
 ・ 製作の初めは部品集めから
 ・ 製作のためのテクニック
 ・ TRN16の組み立てと各種I/Oの接続
 ・ 電源の接続とデバッグ・プログラムによる調整
 ・ オシロスコープを使った波形の観測
 ・ V50の動作を理解しよう
 ・ デバッグ・プログラムの動作を理解しよう

第5章 OSの歴史とDR-DOSおよびその移植手順
 ・ オペレーティング・システムとは
 ・ DR-DOSの内容とサポート
 ・ DR-DOSの内容と移植の手順
 ・ DR-DOSをROM化するための手順

第6章 ROM BIOSの作成
 ・ ROM BIOSの構成
 ・ ROM BIOSの各プログラム・モジュール
 ・ FDC(μPD72065)の動作
 ・ ディスクBIOS(INT13H)の作成
 ・ キーボード,プリンタ,クロックのBIOS部

第7章 RAMディスク・デバイス・ドライバの作成とユーザ・プログラムROM化
 ・ デバイス・ドライバの構成と作成法
 ・ TRN16用のRAMディスク・ドライバの作成
 ・ TRN16をDOSマシンとして動かす
 ・ TRN16を組み込み用DOSマシンとして活用する
 ・ ユーザ・プログラムのROM化

第8章 小型標準入出力装置(キーボードと液晶表示装置)の製作
 ・ キーボード・コントロールIC SSK814
 ・ LCDモジュールとタイミング・コントローラHD61830
 ・ インターフェース・ボード
 ・ プログラムの組み込み
 ・ 画面表示
 ・ 自動立ち上げ 1(デバイス・ドライバ)
 ・ 自動立ち上げ 2(割り込みハンドラ)
 ・ 使用にあたって