CPUボードの製作からDOSの移植まで
16ビットDOSマシン設計・製作のすべて
吉田 幸作/岡崎 泰三 共著
B5判 176ページ
定価1,708円(税込)
JAN9784789831611
1993年4月10日発行
大変恐縮ですが,こちらの商品は品切れ絶版となりました.
CPUにV50を使い,ボード・サイズと信号配列をPC98シリーズの拡張ボードと同じにして,MS-DOS互換OSのDR-DOSを移植した開発用16ビットCPUボードを製作します.MS-DOS仕様の言語や開発ツール,各種ユーティリティがそのまま利用できます.製作したプログラムやボードは特別頒布します.
目次
第1章 16ビットDOSマシンを設計しよう
・ 今回作成する 16ビット・コンピュータTRN16の特徴
・ システムの構成と製作の準備
第2章 16ビットCPU V50を理解しよう
・ マイクロプロセッサの進化とV50
・ V50の構成と特徴
・ リフレッシュ・コントロール・ユニット
・ シリアル・コントロール・ユニット
・ V50の割り込みとICU(割り込みコントロール・ユニット)
・ DMAコントロール・ユニット(DMAU)
第3章 回路設計とそのポイント
・ V50MPUボードの設計
・ ダイナミック・メモリ周辺の回路設計
・ I/O アドレス・マップと入出力回路の設計
・ DMAとフロッピ・ディスク周辺回路の設計
・ タイマ回路とシリアル・インターフェース回路の設計
第4章 TRN16基板の製作と調整
・ 製作の初めは部品集めから
・ 製作のためのテクニック
・ TRN16の組み立てと各種I/Oの接続
・ 電源の接続とデバッグ・プログラムによる調整
・ オシロスコープを使った波形の観測
・ V50の動作を理解しよう
・ デバッグ・プログラムの動作を理解しよう
第5章 OSの歴史とDR-DOSおよびその移植手順
・ オペレーティング・システムとは
・ DR-DOSの内容とサポート
・ DR-DOSの内容と移植の手順
・ DR-DOSをROM化するための手順
第6章 ROM BIOSの作成
・ ROM BIOSの構成
・ ROM BIOSの各プログラム・モジュール
・ FDC(μPD72065)の動作
・ ディスクBIOS(INT13H)の作成
・ キーボード,プリンタ,クロックのBIOS部
第7章 RAMディスク・デバイス・ドライバの作成とユーザ・プログラムROM化
・ デバイス・ドライバの構成と作成法
・ TRN16用のRAMディスク・ドライバの作成
・ TRN16をDOSマシンとして動かす
・ TRN16を組み込み用DOSマシンとして活用する
・ ユーザ・プログラムのROM化
第8章 小型標準入出力装置(キーボードと液晶表示装置)の製作
・ キーボード・コントロールIC SSK814
・ LCDモジュールとタイミング・コントローラHD61830
・ インターフェース・ボード
・ プログラムの組み込み
・ 画面表示
・ 自動立ち上げ 1(デバイス・ドライバ)
・ 自動立ち上げ 2(割り込みハンドラ)
・ 使用にあたって