Last Update 2005/03/25

受動部品の選び方と
活用ノウハウ
抵抗,コンデンサ,コイル,ダイオード,
線材&コネクタの機能と特徴

トランジスタ技術編集部 編
B5判 144ページ
定価1,885円(税込)
JAN9784789834308
2000年5月1日発行
[絶版2005.3.24] 受動部品の選び方と活用ノウハウ
大変恐縮ですが,こちらの商品は品切れ絶版となりました.

 電子回路の主役は,トランジスタからIC/LSIに代表される半導体デバイスに移り変わりました.抵抗/コンデンサ/コイル/ダイオード/線材/コネクタなどのいわゆる受動部品は,電子回路の機能を決めるIC/LSIのための脇役ですが,電子回路の性能を左右する重要な存在です.これらの受動部品は電気的特性のみならず,物理的特性,サイズや重量など,多肢にわたって数多くの製品がシリーズ化されており,回路設計者には回路に最適な品種を選択することが求められます.
 本書では,各種受動部品の選択のポイントを,その特徴を生かした応用回路の具体例を示して解説しています.

目次

 炭素皮膜抵抗器からパワー・サーミスタまで
第1章 抵抗の選び方と活用ノウハウ
種類と特徴/炭素皮膜抵抗と金属皮膜抵抗の適材適所/定格電力のディレーティングを忘れずに/安全面から見た抵抗器の適材適所/セメント抵抗/チップ抵抗器の使い方,選び方/金属箔抵抗器の使い方/4端子低抵抗の使い方/パワー・サーミスタの使い方
[コラム]E標準数/チップ抵抗器のサイズ/キャリブレーション

 セラミック・コンデンサからタンタル/OSコンデンサまで
第2章 コンデンサの選び方と活用ノウハウ
コンデンサの種類と特徴/高誘電率セラミック・コンデンサの直流バイアス-容量特性/スチロール・コンデンサの適材適所/ポリプロピレン・フィルム・コンデンサの適材適所/ポリフェニレン・サルファド・フィルム・コンデンサの適材適所/パスコン用電解コンデンサの容量はセラミックの100倍とする/パスコン用電解コンデンサは最短距離で並列接続する/電解コンデンサに逆電圧がかかると/アルミ電解コンデンサのリーク電流/過電圧時にガスが発生しない電解コンデンサ/タンタル電解コンデンサの使い方/高周波用大容量コンデンサ(セラミック・チップ,OSコン)
[コラム]無誘導巻きとは/tanδのはなし/ハンダごての選び方/ストレス率と寿命

 小信号用コイルから表面実装用チップ・インダクタまで
第3章 インダクタの選び方と活用ノウハウ
種類と特徴/チップ・インダクタの種類と特徴/コイルって何だろう?/高周波回路用チップ・インダクタの使い方と選び方/一般回路用チップ・インダクタの使い方と選び方/ノイズ対策用チップ・インダクタの使い方と選び方/RFC(高周波チョーク・コイル)の自己共振周波数に注意/コアの知識
[コラム]SAWフィルタ

 スイッチング・ダイオードからCRD(定電流ダイオード)まで
第4章 ダイオードの選び方と活用ノウハウ
種類と特徴/ダイオードの順方向特性(V-I特性)/ダイオードの逆方向特性と応用/低リーク・ダイオードを入力保護回路に応用する/ダイオード使用上のノウハウ/ダイオード順方向電圧の平均温度係数/ブリッジ・ダイオードの選び方/定電流ダイオード
[コラム]空乏層とは/発光ダイオードを定電圧源に使う/ダイオードを選ぶときのチェック・ポイント/ツェナ降伏とアバランシェ降伏

 単線から同軸ケーブルまで
第5章 線材の選び方と活用ノウハウ
配線材の種類と特徴/線材使い分けのヒント/同軸ケーブル/光ファイバ・ケーブルはアイソレーション用途に/線材の記号と用語
[コラム]メーカの問い合わせ先/IEEE1394

 単線用コネクタから同軸コネクタまで
第6章 コネクタの選び方と活用ノウハウ
種類と特徴/コネクタ使用上のヒント
[コラム]ワイヤのサイズ表示

 小型携帯無線機の電子部品
Appendix A MOSFET化が進むパワー・モジュール/低電圧化の進む高周波デバイス
ント

Appendix B 電流検出測定と差動増幅回路