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10

XBee Wi-Fi

1

節 サンプル

31

 

XBee Wi-Fi

LED

を制御する①リモート

AT

コマンド

 ここでは,子機XBeeWi-FiモジュールのGPIO

(DIO)ポートに接続されたLEDを制御するサンプル

を紹介します.ハードウェアは,ブレッドボード上に
LEDとタクト・スイッチ,ストロベリーリナックス
製のDC-DC電源回路付きXBeeピッチ変換基板「モ
バイルパワーXBee変換モジュールMB-X」を実装し
て製作します(写真10-1).
 XBee Wi-Fiにはコミッショニング・ボタンがあり
ません.あらかじめ第9章第2節にしたがって無線
LANの設定を行い,XBee Wi-Fiに設定されたIPア

ドレスをプログラムに記述することで機器を特定しま
す.したがって,使用するXBee Wi-Fiモジュールの
IPアドレスを控えておく必要があります.
 子機は,ブレッドボード上にDC-DC電源回路付き
XBeeピッチ変換基板を実装し,その上にXBee 
Wi-Fiモジュールを実装して製作します.しかし,先
にモジュールを実装してしまうと他の部品を実装しに
くいので,写真10-2のように先に周辺回路からブレッ
ドボード上に実装します.
 XBeeピッチ変換基板の11番ピン(ピッチ変換基板

SAMPLE 31

XBee Wi-FiのLEDを制御する①リモートATコマンド
実験用サンプル

通信方式:XBee Wi-Fi

開発環境:Raspberry Pi

Raspberry Piから子機XBee Wi-FiモジュールのGPIO(DIO)ポートをリモート制御するサンプルです.


無線LANアクセス・ポイント

Raspberry Pi

有線LAN

または無線LAN

その他:Raspberry Piと無線LANアクセス・ポイントを有線または無線で接続.


接続

XBee Wi-Fiモジュール

DC-DC付きピッチ変換

ブレッドボード

LED

接続

接続

ファームウェア:XBEE WI-FI

MA=1(Static IP)

電源:乾電池2本 3V

シリアル:    −

スリープ(9):  −

DIO10(6):LED(RSSI)

DIO1(19):(タクト・スイッチ)DIO2(18):   −

DIO3(17):   −

DIO0(20):   −

DIO4(11):LED

DIO11(7):   −

DIO12(4):   −

Associate(15):  

その他:最新のDigi International社の開発ボードXBIB-U-DEV(TH/SMT Hybrid)でも動作します.

必要なハードウェア

Raspberry Pi 2 Model B(本体,ACアダプタ,周辺機器など) 1式

無線LANアクセス・ポイント               1台

Digi International社XBee Wi-Fiモジュール         1個

DC-DC電源回路付きXBeeピッチ変換基板(MB-X)      1式

ブレッドボード                      1個

高輝度LED 1個,抵抗1kΩ 1個,セラミック・コンデンサ0.1μF 1個,(タクト・スイッチ 1個※)

 2.54mmピッチピン・ヘッダ(11ピン) 2個

 単3×2直列電池ボックス1個,単3電池2個,LANケーブル 1本,ブレッドボード・ワイヤ適量,USBケーブルなど

※本サンプルではタクト・スイッチを使いません.