306
15
Bluetooth
RN-42
第
1
節 サンプル
46
Bluetooth
モジュール
RN-42XVP
の
LED
制御
Bluetoothによるワイヤレス通信を使用して,親機
から子機にGPIO制御信号を送信し,LEDの点灯・
消灯をリモート制御するサンプルについて説明しま
す.
親機のRaspberry Pi側の構成は,これまでのクラ
シックBluetoothやBLEと同様です.本章のサンプ
ル・プログラム46とサンプル・プログラム47で使
用する子機は,ブレッドボードを使用して製作しま
す.表15-1に製作する子機に搭載するBluetoothモ
ジュールRN-42XVPのGPIOポートの使用方法を示
します.表中の「XBeeピン」の番号は,Bluetoothモ
SAMPLE 46
BluetoothモジュールのペアリングとLEDの制御
実験用サンプル
通信方式:Bluetooth
開発環境:Raspberry Pi
親機となるRaspberry Piから子機BluetoothモジュールのGPIOを制御してGPIOポート9と10に接続したLEDを点滅
します.リモートで使用するための各種設定とペアリングも行います.
親
機
Bluetooth USBアダプタ
Raspberry Pi
接続
その他:Raspberry PiにBluetooth USBアダプタ(Bluetooth 4.0対応)を接続.
子
機
接続
XBee Wi-Fiモジュール
ブレッドボード
LED
接続
接続
DC-DC付きピッチ変換
ファームウェア:RN-42 Firmware 6.15以降
Slave
SPPプロファイル
電源:乾電池2本 3V
シリアル: −
GPIO 11(9): −
GPIO 6(6):LED(RS)
ADC 1(19): −
GPIO 7(18):(タクト・スイッチ)GPIO 3(17):(タクト・スイッチ)
−
−
GPIO 9(7):LED
GPIO 10(4):LED
Associate(15):LED(RN42)
その他:XBee ZBとはピンの役割などに相違があります.
必要なハードウェア
・Raspberry Pi 2 Model B(本体,ACアダプタ,周辺機器など) 1式
・Bluetooth USBアダプタPlanex BT-Micro4 1個
・Microchip社BluetoothモジュールRN-42XVP 1個
・DC-DC電源回路付きXBeeピッチ変換基板(MB-X) 1式
・ブレッドボード 1個
・高輝度LED 2個,抵抗1kΩ 4個,セラミック・コンデンサ0.1μF 1個,(タクト・スイッチ 2個),
2.54mmピッチピン・ヘッダ(11ピン) 2個
単3×2直列電池ボックス1個,単3電池2個,ブレッドボード・ワイヤ適量,USBケーブルなど
写真15-1 Bluetooth搭載スイッチ&LED子機の製作例