2005年12月号
別冊付録

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 Windows用やLinux用として市販されているPC周辺機器には,ハードウェアの詳しい回路図やレジスタ・マップなどは添付されていません.しかしそれぞれのOS用のドライバやソフトウェアがベンダから提供されているため,購入したユーザは取扱説明書の手順に従ってセットアップすれば,一般的には問題なく使用することができます.
 しかし,たとえばUSBキーボードをマイコンにつなぎたい場合や,非Windows環境でPCカードやIDEインターフェースを使いたい場合,当然ながらベンダからそのためのソフトウェアは提供されていません.そのような際には,自分でドライバなど制御ソフトウェアを書かなければなりません.しかしそのためには,回路図やレジスタ・マップなどハードウェアの詳しい仕様がわからなければ手も足も出ません.
 本書では,いろいろな分野のPC周辺機器について,インターネットなどで公開されているツールや情報を集めたり,さまざまな方法で解析した仕様を元に,独自のハードウェアにつないだり自前のソフトウェアで制御するための各種方法について解説します.
 第2集目の今回は,キーボードやマウス関連の製作&解析記事と,ネットワーク・カードの活用事例を取り上げます.

キーボード&マウス活用編
CPLD/FPGAによるキーボード&マウス制御ハードウェア
PS/2インターフェース→UART変換コントローラの設計事例
山武 一朗
PS/2ホストI/OドライバとPS/2プロトコル処理部を階層化
PS/2キーボード/マウス制御プログラムの作成事例
山武 一朗
最新マウスの初期化方法とサードパーティ製マウスの動作
チルトホイール・マウスの初期化コマンド解析法
山武 一朗
Bluetooth対応携帯電話をゲームパッドで操作できる
SymbianOS搭載携帯電話の外部制御技法
大橋 修
Ethernetカード活用編
ISAバス版からPCIバス版,PCカード版まで
NE2000互換Ethernetカード活用技法
山武 一朗
● NE2000のレジスタとページ管理 船田 悟史
10Base-T&100Base-TXとバスマスタ転送に対応した
RTL8139搭載Ethernetカード活用技法
高田 光隆/邑中 雅樹

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