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Q001.JTAGコネクタの配線上の注意について教えてください
Q002.基板に搭載されている部品を教えてください
Q003.基板組み立てに必要な部品を教えてください
Q004.ハンダ付けの時の注意を教えてください
Q005.表面実装部品(SRAM,ゲートIC)のハンダ付け方法を教えてください
Q006.シリアル結線で注意することを教えてください
Q007.DBGMD端子はプルダウンすべきだと思うのですが…
Q008.電源が発振することがあります
Q009.回路図でLEDが極性逆になっている
Q010.SRAMの互換品について
付録基板から出力されている14ピン・コネクタとルネサス製JTAGデバッガ(E10A-USBなど)を接続する場合には変換コネクタなどが必要になります.シリアルでのみ接続する場合は,この作業は不要です.
JTAGコネクタのピン配置は規格化されていないため,メーカによってピン配置が異なる場合があります.ルネサス製以外のデバッガを使用する場合は,指定されたピン配置通りにピンを接続する必要があります.その場合は各メーカのデバッガのマニュアルをご覧ください.
ルネサス製JTAGデバッガを使用する方のために変換基板(またはコネクタ)を配布する計画があります.詳細が決定しだいお知らせします.
以下の部品が実装されています.
最低限必要な部品:
SRAMを取り付ける場合:上記に追加して
一般的な基板と同じです.注意事項を挙げるとすると,以下のようになります.
ハンダごて,ハンダ(直径0.5mm程度の細いもの),フラックス(ヤニ),ハンダ吸い取り線,基板洗浄剤(製品名:ヤニクリーン),またはエタノールを用意します.
まず,フラックス(ヤニ)を基板のパターン部に塗布します.フラックスがない場合はこの工程を飛ばします(ただし,ハンダがやや乗りにくくなる).
部品を載せ,位置決めします.パターンの上に足が正確に乗っていることを確認します.
仮止めとして対角線の2か所をハンダ付けします.場所がズレた場合はハンダごてをもう一度当てて修正します.写真では右上と左下をハンダ付けしています.
ハンダですべてのピンを一気にハンダ付けします.この時点ではピンとピンの間がつながっても気にせず進みます.ハンダごては,部品に足に沿って,部品の根本から,部品から離れる方向へ,なでるように動かします.
ハンダ吸い取り線で不要なハンダを吸い取ります.
ヤニクリーンでフラックスを洗い流します.ない場合はエタノールでも代用できます.どちらもアルコール類ですので,火事には十分気を付けてください.
シリアル・ケーブルは「全結線・ストレート接続」タイプのものを使用してください.コネクタの9ピンのうち,一部のものしか線がつながっていない製品では動作しないことがあります.
また,シリアル出力がないPC向けにUSB-シリアル変換コネクタが発売されていますが,一部の製品では正常に動作しないことがあります.
メーカのハードウェア・マニュアル(P.91に紹介)によればE10Aエミュレータ機能を使わない場合は“L”レベル入力が通常設計です.プルダウンすべきところですが,その場合はE10Aを使う場合にDBGMD端子を“H”に切り替えるためのジャンパが必要です.DBGMD=“H”でも正常に動作するのであればプルアップにしてみよう…と.短期間の検証では「動作の不安定」もなくそのまま進んだというのが正直な経過です.通常動作に不都合があるようでしたらGNDに接続してください.余談ですがSH7047などは負論理の信号です.
LDOの入力段の1μFは電源供給ラインのインピーダンスは考慮されていません.これはメーカのデータシートも同じ見解と思います.電源供給について下記,留意いただければ幸いです.
回路図のLEDの極性は誤りです.基板上ではLEDは正しく接続されています.
本体裏面に装着するSRAMは,ルネサス テクノロジ製以外にもCypress Semiconductor製CY7C1041CV33-12ZXC(TSOPUパッケージ)など,アクセスタイム27ns以下の製品が使用できます.
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