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10月号の特集の補足情報です
第1章~第4章,第7章&Appendix1 TOPPERS&ミドルウェア特集
特集関連ファイルをダウンロード・ページにアップしました。
>>Interfaceホームページの左側のMenuのダウンロードから,ダウンロード・ページに入れます.
第5章 付属ColdFireマイコン基板を活用する拡張ベースボードの設計(中編)
ColdFireマイコン基板拡張ベースボードの入手先
>>http://www.kurusugawa-ele.co.jp/product/cqbb_cf52K/
BMPファイル→LCD表示データ変換ツールがアップされました.
第7章 P2P地震情報とColdFireマイコン基板の応用
P2P地震情報トップページへ
>>http://www11.plala.or.jp/taknet/p2pquake/
10月号の特集目次を,発売に先行して大公開です
GCC&μITRON&TCP/IPプロトコル・スタックを活用した
ColdFire基板で学ぶネットワーク機器開発技法
TCP/IPプロトコル・スタック?FATファイル・システム?RTOS?
プロローグ GCCでプログラムを作ろう!
CygwinとGNUツールで開発を行えるようにする
第1章 付属ColdFireマイコン基板用GNUクロス開発環境の構築
ColdFireアーキテクチャの最深部を理解する
第2章 付属ColdFireマイコン基板へのTOPPERS/JSPの移植
付属ColdFireマイコン基板でメモリ・カードを読み書きする
第3章 FatFs for TOPPERSを移植する
TCP/IPネットワーク機能を使う
第4章 TCP/IPプロトコル・スタックTINETの実装
メモリ・サイズの小さいTCP/IPプロトコル・スタック
Appendix1 uIPの概要と移植
Power over Ethernet対応でLCDやフラッシュ・メモリ・カードも接続できる
第5章 付属ColdFireマイコン基板を活用する拡張ベースボードの設計(中編)
Ethernetケーブル1本で通信と電源供給が行える
第6章 Power over Ethernetの仕様概要
パソコンから遠隔操作で制御でき,ケーブルを配線するだけで設置できる
Appendix2 Power over Ethernetを活用したLEDデスク・スタンドの試作
加速度センサで揺れを検知しネットワークで情報送信
第7章 P2P地震情報と付属ColdFireマイコン基板の応用
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興味を持たれた目次題目はありましたでしょうか?
付録ColdFire基板の応用は,これでばっちり
本誌は8月25日発売です.ご期待ください
ここでは,Interface 2008年9月号付属ColdFireマイコン基板についての
FAQ(よくある質問)情報をお伝えします
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Q14. ColdFire用GCCやGCCのサンプルがアップロードされたので,さっそく試してみました.JP2をショートしてGDBを起動したのですが,ColdFireマイコン基板のアクティブLED(LED2)の点灯がおかしいようです.パケットが流れていないのにLEDがつきっぱなしになる場合があります.基板の故障かと思いSilentCを起動したのですが,こちらではパケットが流れた時だけ点灯して消えます.GDBスタブ起動時の動作がおかしいようです.
A14. MCF52233の内蔵Ethernetコントローラにはいくつかのエラッタが報告されています.アクティブLEDの点滅をハードウェアの自動制御に任せると,LEDの点滅がおかしい点もその一つです.
これに対処するため,SilentCではアクティブLEDをハードウェアによる自動制御ではなく,GPIOとタイマ機能とを組み合わせてソフトウェアで制御することで,パケット送受信時にそれらしく点滅させています.
しかしGDBスタブでは,可能な限りCPUのもつリソースをユーザに開放したほうが良いと判断し,タイマを使わずにハードウェアの自動制御に任せています.アクティブLEDの点滅がおかしいのは,CPUのエラッタのためということになります.
実は同コントローラには,他にもオート・ネゴシエーション機能にエラッタがあり,オート・ネゴシエーションが正常に動作しません.そのためオート・ネゴシエーション機能を切り,SilentCでは10Mbpsで,GDBスタブでは100Mbpsで,固定設定としています.
この設定で,ColdFireマイコン基板を接続した相手ポートがオート・ネゴシエーションの設定だった場合,通信速度は自動的に正しい速度が判定されますが,デュプレックスは自動判定できないため,必ず半二重が選択されます.これはオート・ネゴシエーション動作からくる仕様です.
どうしても全二重で接続したい場合は,ColdFireマイコン側も接続相手ポートも,どちらもオート・ネゴシエーションを切り,全二重固定設定にする必要があります.
MCF5223xのリンク先を日本語ページに変更しました
2008年9月号付属CD-ROMは,Freescale社提供のCodeWarrior Development Studio for ColdFire Architectures V7.0 Special Edition用CD-ROMのため,CPUのデータシートなどは収録されていません.
2008年9月号付属ColdFireマイコン基板搭載のCPU MCF52233のCPUのデータシートは,次のURLからダウンロードできます(MFC52233はMCF5223Xシリーズの一つ).
MCF5223x: ColdFireR V2コア搭載Ethernetマイクロコントローラ
http://www.freescale.co.jp/products/32bit/ColdFire/V2c/mcf5223x.html
関連製品
・MCF520X: ColdFire V2コア, 外部メモリタイプ・プロセッサ(ローエンド汎用)(英語)
・MCF525X: ColdFire V2コア, 外部メモリタイプ・プロセッサ(オーディオ向け)
・MCF527X: ColdFire V2コア, 外部メモリタイプ・プロセッサ(標準汎用)(英語)
・MCF528X: ColdFire V2コア, Flashメモリタイプ・マイクロコントローラ、Ethernet、CAN、およびFlash搭載(英語)
このあたりのPDFを参照してください.
2008年9月号付属ColdFireマイコン基板に書き込み済みのCインタプリタSilentCに対応したマニュアルは,現在のところ用意されていませんが,下記のURLからダウンロードできるOS-1用のマニュアルが参考になります.
サイレントシステム
http://www.silentsystem.jp/download.htm
・OS-1ユーザーズマニュアル
http://www.silentsystem.jp/download/OS-1_UsersManual.pdf
・OS-1プログラミングマニュアル
http://www.silentsystem.jp/download/OS-1_Programing_06.pdf
ハードウェアの仕様が異なる部分以外は,こちらのマニュアルが参考になります.
ここでは,Interface 2008年9月号付属ColdFireマイコン基板についての
FAQ(よくある質問)情報をお伝えします
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Q13. 本誌9月号第2章で解説されているUDP_Disp.exeやAnalog.exeが動作しません。
A13. これらのプログラムを起動すると、「アプリケーションを正しく初期化できませんでした」や「dllが見つからない」といったエラーが表示される場合があります。このようなメッセージが表示される環境では、Microsoft .NET Framework Version 2.0環境がインストールされていません。
これらのプログラムは、Visual C# 2005 Express Editionで作成されています。プログラムを改造してさまざまな機能を追加したい場合は、C#開発環境をインストールしてください。Express Editionのような無償版も用意されています。
単にサンプル・プログラムを実行したいという場合は、開発環境をインストールしなくても、Microsoft .NET Framework Version 2.0のランタイムをインストールすれば実行が可能です。
本誌2008年9月号第2章で解説されているUDP_Disp.exeやAnalog.exeを起動させると、図1や図2のようなエラーダイアログが表示される場合があります。このようなメッセージが表示される環境では、Microsoft .NET Framework Version 2.0環境がインストールされていません。ここではMicrosoft .NET Framework Version 2.0ランタイムのインストール方法について説明します。
図1 UDP_Disp.exe - アプリケーション エラー
図2 UDP_Disp.exe - DLLが見つかりません
また、Microsoft .NET Framework Version 2.0ランタイムをインストールするには、Microsoft Windows インストーラ 3.0が必要です。Microsoft .NET Framework Version 2.0ランタイムがインストールされていない環境では、こちらもインストールされていない場合が多いので、こちらのインストール作業も必要になります。
Microsoft .NET Framework Version 2.0ランタイムをダウンロードする
下記URLからダウンロード可能です。
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?displaylang=ja&FamilyID=0856EACB-4362-4B0D-8EDD-AAB15C5E04F5
ページが開いたら、図3に示すダウンロード・ボタンをクリックして、ファイルをダウンロードしてください。 ダウンロードが完了したら、図4に示すようにダウンロードした「dotnetfx.exe」を起動してください。インストーラが起動したら図5のように「次へ」をクリックします。
図3 ダウンロード・ボタンをクリックする
図4 「dotnetfx.exe」を起動する
図5 「次へ」をクリックする
Microsoft Windows インストーラ 3.0がインストールされていない場合
Microsoft Windows インストーラ 3.0がインストールされていない場合は、図6のような画面が表示されます。その場合は、図6のようにそのままリンクをクリックし、ダウンロード・ページを開いてください。
図6 リンクをクリックする
インストールするマシンが直接インターネットにアクセスできない場合は、下記URLからダウンロード可能です。
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?displaylang=ja&FamilyID=5fbc5470-b259-4733-a914-a956122e08e8
上記URLにアクセスしたら、図7のように「続行」をクリックしてから、図8のようにインストーラである「WindowsInstaller-KB884016-v2-x86.exe」をダウンロードしてください。
図7 「続行」をクリックする
図8 「WindowsInstaller-KB884016-v2-x86.exe」をダウンロードする
ダウンロードが完了したら、図9のようにダウンロードしたファイルを起動してください。なお、Windows2000をお使いの場合は、サービスパック3(SP3)以降がインストールされている必要があります。それ以前の場合は、SP3以降のサービスパックのインストールを先に行ってください。
インストーラが起動したら、図10のように「次へ」をクリックします。図11の画面では「同意します」を選択してから「次へ」をクリックします。すると図12のようにインストールが始まります。インストール完了すると図13のように表示されます。
図9 ダウンロードしたファイルを起動する
図10 「次へ」をクリックする
図11 「同意します」を選択して「次へ」をクリックする
図12 インストールが開始する
図13 インストール完了画面
Microsoft .NET Framework Version 2.0ランタイムのインストールします
図4のようにdotnetfx.exeを起動してください。起動すると図14のように表示されるので、「同意する」を選択して「インストール」をクリックします。これで図15や図16のようにインストール作業が進みます。そして図17のように表示されれば、ランタイムのインストールが完了します。
図14 「同意する」を選択し「インストール」をクリックする
図15 インストール中の画面1
図16 インストール中の画面2
図17 インストール完了画面
正常にランタイムがインストールされれば、UDP_Disp.exeやAnalog.exeが動作します
8月6日に,ダウンロード・ページにアップしました「出荷時書き込み済みデータ」の内容について,
説明が足りない部分があったので、追加修正しました.
(Interfaceホームページの左側のMenuのダウンロードから,ダウンロード・ページに入れます.)
「ColdFireマイコン基板アプリケーション制作コンテスト」を開催します
実用的な作品や楽しい作品,ユニークな作品,教育的な作品など,
自慢の制作事例をひっさげて,あなたも本コンテストに参加してみませんか
本誌2008年9月号付属ColdFireマイコン基板出荷時書き込み済みデータを
ダウンロードページにアップしました
(Interfaceホームページの左側のMenuのダウンロードから,ダウンロード・ページに入れます.)