ここでは,Interface 2008年9月号付属ColdFireマイコン基板についての
FAQ(よくある質問)情報をお伝えします
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Q15. SilentCを使ってプログラムを作っているのですが、実行しようとすると次のようなエラー・メッセージが出てプログラムが起動しなくなりました。
Main not found in startup
typeコマンドでプログラムの中身を見直しても問題があるようには見えません。
何が悪いのでしょうか?
A15. SilentCでプログラムを実行するには、ファイル領域に“Main”というファイルが必要です。
試しに、Mainファイルを削除して、別のプログラムを実行しようとすると、次のようになります。
delete Main ←Mainファイルを削除
OK
dir ←ファイル一覧の確認
SilentC_Registry 79
SystemRegistry 139
send.htm 367
SetEnd.htm 273
netconfig.htm 841
port.htm 492
accel.htm 513
index.htm 409
file 967
ad 328
util 2361
39943 left 0 fragment ←Mainファイルがない
OK
util::recover ←リカバリ・プログラムを起動しようとすると…
Main not found in startup ←同じエラーメッセージが表示される
OK
また、ファイル名の先頭が必ず大文字の“M”でなければなりません。すべて小文字のmainファイルの場合も、同様にエラーが発生します。
dir
SilentC_Registry 79
SystemRegistry 139
send.htm 367
SetEnd.htm 273
netconfig.htm 841
port.htm 492
accel.htm 513
index.htm 409
file 967
ad 328
util 2361
main 37 ←すべて小文字のmainファイル
39821 left 122 fragment
OK
run
Main not found in startup
OK
main::main
Main not found in startup
OK
runコマンドでも、ファイル名::関数名を指定しても、プログラムは起動しません。
ちなみに、ファイル・サイズが0バイトのMainファイルでも、中身がプログラムとして正しくないMainファイルでも、Mainというファイルが存在しさえすれば、ファイル名::関数名を指定した場合は、そのプログラムは起動します。
(もちろんrunコマンドやMain::mainの実行は、中身が正しくないのでエラーになる)
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