CQ RISC評価キット/SH-3 & SH-4 用 sh-coff-gdb用stubとshMiniBiosのソース  ここで提供するファイルは、インターフェイス誌 2000年12月号の 「CQ RISC評価キット/SH-3 & SH-4のための  LinuxとgccによるROM化プログラムのクロス開発」 の全ソース・ファイルです。 1. SH4FRWR.LZH  SH4FRWR.LZHは、評価キット/SH-4のフラッシュROM書き込みプログラムです。 このプログラムは、ビック、リトル両方のエンディアンに対応しています。  SH4FRWR.LZHは、Windowsで解凍し、PARTNER-Jで実行します。 このときCPUボードはビックエンディアンに実行します。  フラッシュROM書き込み後、PARTNER-Jを外し、CPUのエンディアンを設定します。 2. shMiniBios.tgz  このファイルは、Linuxのディスクの適当なディレクトリにコピーし、     tar -xvzf shMiniBios.tgz とすることでsh-coff-gdb用stubとshMiniBios、そしてROM化プログラムのサンプル・プログラムが展開されます。  sh-coff-gdb用stubとshMiniBios、サンプル・プログラムはビック、リトル両方でコンパイルできます。 コンパイルは、シェルスクリプトで書かれています。 SHのCPUの番号(3 or 4)の後にl(小文字のエル)が付いたシェルスクリプトがリトル、 SHのCPUの番号(3 or 4)の後にl(小文字のエル)がないシェルスクリプトがビックです。  sh-coff-gdbのstubを使う場合は、該当するSレコードのファイル一つをROMに書きます。  サンプル・プログラムをROMに書き込む場合は、該当するshMiniBiosのSレコードのファイルと、 サンプル・プログラムのSレコードのファイルの2本のファイルを一緒にROMに書き込みます。 3. Sレコードを操作するオマケ・プログラム  shMiniBios.tgzをtarで展開するとtoolsのディレクトリに catsrec と mksh3rom という二つのプログラムがあります。  catsrecは、複数のSレコードのファイルを一つのファイルにするプログラムです。  mksh3romは、評価キット/SH-3に実装するROMイメージのSレコード・ファイルを 作成するプログラムです。ともにLinuxのプログラムです。  実行に際しては、kterm等の日本語(EUC)が表示できるターミナルをご使用下さい。  使い方は catsrec --help mksh3rom --help とすることで表示されます。 [使用例] (1)shMiniBiosSh4.sとrom.sを一つのSレコードのファイルromout.sにする。 catsrec shMiniBiosSh4.s rom.s > romout.s (2)shStubSh3.sを評価キット/SH-3のROM一個で動作するROM書き込みイメージの Sレコード・ファイルrom256k.sを作る。 mksh3rom rom256k.s < shStubSh3.s (3)shMiniBiosSh3l.sとrom.sを一つのSレコードのファイルにし、 偶数バイトをrom00.s、奇数バイトをrom01.sのROM書き込みイメージの Sレコード・ファイルを作る。 catsrec shMiniBiosSh3l.s rom.s | mksh3rom rom00.s rom01.s