ARMプロセッサの概要
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〔表4〕命令セット種類 | ||||
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したがって,ワード長といえば32ビット,ハーフワードは16ビット,バイトは8ビットです.ただし(マクロセルの)データバスの幅はCPUファミリによって32ビットのものと64ビットのものがあります.
ARMにおけるエンディアンは,デフォルトではリトルエンディアンですが,プロセッサコアによってはハードウェア的にビッグエンディアンに切り替えることができます.図3に,リトルエンディアンにおけるデータのレジスタロードのバイト順を示します.
● アドレス空間
ARMプロセッサの実アドレス空間は4Gバイトです.したがって,アドレスバスの本数は32本です.初期のARMプロセッサの中には26ビットアドレスのものもありましたが,現在はすべて32ビットです.また,メモリ空間とI/O空間の区別はありません.したがって,I/Oを接続する際はメモリ空間の一部を割り当てるメモリマップドI/Oが用いられます.
以降の内容は本誌を参照ください
Copyright 2002 五月女哲夫/小林達也