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PocketPCのテスト

 今回紹介及びテストするPocketPCは、Computex Taipeiで発見したSAINTSONG社のエスプレッソの日本版です。日本では、インターウェア社がという名称で販売を開始しました(http://www.interware.co.jp/)。

 


 3.5インチハードディスク程度のサイズで、ディスプレイは付属していません。しかし、実際に喫茶店や電車内で仕事をするのは意外と難しく、出先にキーボードとディスプレイがあればそこがオフィスになります。原稿を書くことが仕事の一部であるジュリアスにとってこのコンセプトは非常に高く評価できます。 


 このことで、日本のユーザーは日本語マニュアルやユーザーサポートを受けることができるようになりました。さらに、使用できるメモリなどの情報も入手することができます。台湾の輸入品ではなく、インターウェア社のブランド品です。この違いは本当に大きいです。今回は、インターウェア社とt.zoneの協力で、製品のテストをすることができました。
 今回テストしたのは、CD-ROM/FDDドック付きのタイプで、価格は69,800円です。キャリングケースも付属しています。ただし、ベアボーンなので、CPU、メモリ、HDDは別途購入することが必要です。

 
Pocket PC PPC370ハードウェア仕様一覧

対応OS Windows 95/98/NT/2000 LINUX(Vine2.0/RedHat6.2確認済)
対応CPU Celeron(Intel socket 370 PPGA,FC-PGAタイプで700MHz以下)PentiumIII(intel FSB100 FC-PGA 500MHz以上,700MHz以下)
チップセット  Intel 810
システムバスクロック Celeronは66MHz
PentiumIIIは100MHz
搭載可能メモリ  SO-DIMM×1 (32〜128MB)
搭載可能ハードディスク 2.5インチHDD(厚さ9.5mm,8.45mm)
BIOS AMI BIOS/512KB Flash ROM×1
ビデオチップ  Intel 82810 4MB VideoRAM
サウンド機能 16ビット ステレオ(SoundBlaster互換・AC97互換)
モニタ解像度 640×480ドット フルカラー(1,680万色)
800×600ドット フルカラー(1,680万色)
1024×768ドット フルカラー(1,680万色)
1280×1024ドット フルカラー(1,680万色)
1600×1200ドット 256色
インターフェース USB USBポート×2
キーボード PS/2ポート×1
マウス PS/2ポート×1
マイク入力 モノマイク×1
ヘッドホン オーディオLine-out×1
ディスプレイ ミニ Dsub 15ピン×1
TV出力 NTSC/PAL(S端子、AVジャック)×1
スピーカ モノラル内蔵スピーカ×1 (ボリュームコントロール付き)
Dockインターフェース CD-FD Dockドッキング・ポート
ポインティングデバイス タッチパッド
右左クリックボタン
上下スクロールボタン
本体サイズ  150(L)×106(W)×32(H) mm
重量 ベアボーン 320g
最少システム 460g

 

CD-FD Dock仕様一覧 CD-ROM ATAPI-IDE 24倍速
FD 3.5インチ 1.44MB
インターフェース USBポート×2
シリアルポート(Dsub 9ピン) ×1
パラレルポート(Dsub 25ピン) ×1
ドッキングポート

 

付属品一覧 Pocket PC PPC370
CD-FD Dock(セットの場合のみ)
ユーザーズガイド
ドライバCD
PPC INFO(フリーウェアCD)
ACアダプタ
Sビデオ/コンポジット変換ケーブル
PS/2マウス変換ケーブル
キャリングバッグ(クッション付き)
梱包品一覧・取付マニュアル
保証書付きユーザー登録ハガキ
部品セット
CPUファン
ハードディスク接続用コネクタ基板
ハードディスク絶縁シール
ゴム足
放熱シート大・小
CPU取付ネジ・ハードディスク取付ネジ
シリコングリス
銅板ヒートプレート


 テスト環境
 CPU Celeron466MHz
 メモリ 128MB
 HDD  6.2GB

HDBENCH(3.11) 

ALL Interger Float MemoryRead MemoryWrite Read&Write DirectDraw
7014 18810 19766 7263 9053 11649 29
Rectangle Text Ellipse Bitlt DriveRead DriveWrite FileCopy
13153 13104 1217 241 5591 5360 1352

 

3DMark2000 748

● 結果

  テストしてみてわかったのですが、ベンチマーク結果の足を引っ張っているのは、IDEドライブです。もちろん、ATA66ほど上がらないのは仕方がないのですが、何とか8000台を出したいものです。とくに、節電の関係もあるのか、ディスクアクセス開始までが少し遅いようです。

 なお、テスト機はすでに返却しているのですが、1台購入することにしたので、もう少しこのあたり、がんばってみたいと思っています。追ってレポートします。

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