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Iwill製RAIDカード:SIDE RAID66
Iwill製SIDE RAID66は、IDEハードディスクでRAID0/RAID1/RAID0+1を実現するPCIカードです。HPT製のATA66 RAIDコントローラHPT368を搭載しています。この種のカードの中ではローコストであることが特徴です。
Windows9x、WindowsNT4.0、Windows2000をサポートしています。
RAIDというのは、複数のディスク装置をあたかも1台であるかのように扱う技術です。簡単にメリットとデメリットを示しておきます。
RAID0 | 高速化 | 安全性小 | 20GB 2台で40GB |
RAID1 | 安全化 | 目に見えて遅くはならないが、容量が半分になる | 20GB 2台で20GB |
RAID0+1 | 高速かつ安全 | 4台のディスクが必要で使用できる容量が半分になる | 20GB 4台で40GB |
RAID5(このボードではサポートされない) | 安全 | 業務用ではこれが一般的 | 20GB 3台で約40GB |
RAID1の安全という意味はあくまでも、ハードウェア的に1台のディスクが落ちてももう1台で運用を止めずに使いつづけられるという意味です。
注意:SIDE RAID66がサポートするハードディスクは1台あたり32GBまです。ご注意を。
取り付けは簡単です。もし、RAID0(ストライピング)をしたい場合には、IDEケーブルを2本使う必要があります。SIDE RAID66はハードウェアRAIDカードですから、OSインストール前にRAIDレベルの設定などを行います。
設定は簡単で、システムのBIOSが起動した直後に、SIDE RAID66の画面になり、このときCtrl+Hを押せばRaidBIOSが起動します。このあたりは付属の日本語マニュアルに記載されているので非常に理解しやすいです。
設定したら、普通にWindowsをインストールし、SIDE RAID66のドライバをインストールします。SIDE RAID66はOSからはSCSIカードとして認識されます。
ストライピングを設定したら、Windowsのインストールまで速くなりました。ディスクの速さを相対値で言うなら、2倍以上になりました。なお、1台のはSIDE RAID66を使用しない状態でしたから、それが原因かもしれません。要するにSIDE RAID66自体が速いわけです。
Copyright 2000 岩村益典