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WindowsMeでの起動ディスク作成

 WindowsMeでは、外見上MS-DOSとの関係を断ち切っています。実際には、DOSプログラムを動作させることができるのですが、初心者には少し困難です。

 BIOSアップデートのためには、BIOSアップデートプログラムが必要とするメモリを確保しなくてはならない関係から、システム起動のために必要となる最低ファイル以外を読み込まない状態でのDOS起動が必要です。このことをピュアなDOSと呼びます。日本語Windowsでは、DOSモードであっても、ピュアなDOSではなく、日本語フォントなどが組み込まれているため、BIOSアップデート用としては使用できません。

 最近のメインボードにはWindows上でBIOSアップデートができたりするものもあるのですが、やはり起動ディスクを使用するのが一般的といえるののが現状です。 

 そこで、WindowsMe上で起動ディスクを作成する方法を紹介します。

 

 操作

・デスクトップでマイコンピュータをダブルクリックします。

・コントロールパネルをダブルクリックします。

・アプリケーションの追加と削除をダブルクリックします。 

・起動ディスクタブをクリックします。 

・ディスクの作成ボタンをクリックします。

・画面の指示に従い、ドライブに起動ディスク用フロッピをセットし、起動ディスクを作成します。

・エクスプローラなどで、作成した起動ディスクから、command.com io.sys msdos.sys以外のファイルを削除します。

 以上で、BIOSアップデート用フロッピ起動ディスクが完成です。


 起動ディスクが作成できたら、BIOSアップデートプログラムやBIOSファイルをコピーして、BIOSアップデートを行ってください。キーボードが101キーボード設定になっていることなども含めて、その後の作業はWindows NTや2000、Windows9xの場合と同じです。

 

注意:各メインボードメーカの供給するBIOSアップデートプログラムの中には、WindowsMeのDOSと相性が悪いものがあるかもしれません。すべてを検証することはできないため、問題が発生したときは、アップデートせず、販売店やメーカーに連絡してください。このあたり、すべてのチェックをすることができないため、筆者およびCQ出版社は責任を持つことができません。ご了承ください。

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