マリコのばら物語



それまでは、バラといえば、「カラフルで大輪の華やかな花」を連想していました。
でも、5年前に「オールドローズ」の存在を知り、バラのイメージが一新されました。
そして、私が今までバラだと思っていたのは、
正確には「モダンローズ」であることが分かったのです。

園芸バラの種類 バラは大きく分けて次の3つに分かれます。
●オールドローズ
19世紀初頭までに栽培されていたバラのことをさします。主に一季咲きで、どれも香りが高いのが特長です。
・ガリカ…栽培品種としては最古の歴史を持つ赤いバラです。
・ダマスク…ピンクまたは白色のバラで、バラ戦争にちなんで「ヨーク・アンド・ランカスター」とも呼ばれています。
・アルバ…ボッティチェルリ作の「ヴィーナスの誕生」にも描かれている白いバラです。
・センティフォリア…キャベツの葉のように花びらが多いことから、「キャベジローズ」とも呼ばれています。
●モダンローズ
チャイナローズなどの交配により、19世紀の中頃、四季咲きのバラが誕生しました。いわゆる、お花屋さんでみかける「華やかなバラ」の誕生です。
●イングリッシュ・ローズ
オールドローズとモダンローズ、それぞれの優れた部分を受け継いだまさに理想のバラです。英国の育種家デイビッド・オースチンが生み出した新しいバラです。


マリコのばらコレクション まだまだ増やしていく予定です。
名前 種類 ひとこと
オフィシナリス オールドローズ(ガリカ系) ライトクリムソン 中世から近世にかけてバラ水用に栽培されていた品種で、別名「薬剤師のバラ」とも呼ばれています。私がオールドローズを知るきっかけになったバラです。
フェリシテ・パルマンティエ オールドローズ(アルバ系) フレッシュピンク それはそれは愛らしいピンクのバラです。このバラが咲いたとき、その美しさに本気で涙が出そうになりました。私の一番のお気に入りです。このバラで、私はオールドローズの虜になりました。
粉粧楼 原種 淡いピンク 紅茶のような甘い香りを放つ、これもまた美しいバラです。
グラハム・トーマス イングリッシュローズ ピュアイエロー 純粋な黄色の花を咲かせます。これほどまでの黄色は、モダンローズにもオールドローズにもありません。香りも強く、イングリッシュローズの中では最も人気があります。
テディベア モダンローズ(パティオ) オレンジ系 茶色からレンガ色に変化するその花色は、まさにテディベア(くまのぬいぐるみ)。小さな花の割には花びらにボリュームがあり、ぽっちゃり系のテディベアという感じでしょうか?