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リンコンペックス方式 (linconpex system;linked compressor and expander system)

 短波無線通信のフェージング軽減とSN比の改善に有効な方式.短波無線通信では電離層の状態によって受信信号の振幅が大きく影響を受けるが,周波数は影響を受けない特徴を利用したもの.
 音声信号の250Hz〜3000Hzの周波数帯域を二つの帯域(A:250〜2750Hz,B:2850〜3000Hz)に分ける.帯域Aを音声信号の周波数伝送用とし,帯域Bを音声信号の包絡線波形の伝送用とする.
 帯域Aの音声信号をコンプレッサによって振幅一定の信号TAに変換する.音声信号の包絡線の伝送には信号波の振幅ゼロに対して2850Hz,最大振幅に対して3000HzとなるようなFM変調信号TFを使う.
 これらTA信号とTF信号によって搬送波をAM変調し,SSB波を得て送信する.
 受信側ではリミッタによってフェージングによる振幅変化を除去する.検波してTAとTFを取り出し,それらを分離する.さらにTF信号を復調して包絡線信号Eを取り出す.
 TAとEからもとの音声信号を復調する.


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