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パイプライン型A-Dコンバータ(pipeline type A-D converter)

 最近の高速A-Dコンバータでよく使われている方式.この方式は,一つのデータの変換が終わってから次の変換が始まるという従来のコンバータとは異なり,クロックごとに次々と入力データが取り込められて変換が行われる.
 実際の変換には数クロック分の時間がかかっている.各段で上位ビット順に処理されていく.最初の段で元の入力信号(アナログ)の上位数ビット分がA-D変換され,このA-D変換結果のディジタル・データを再度D-A変換して元の値から差し引く.この減算結果のアナログ値は次段の手前のサンプル&ホールドに保持される.このときに入力段のサンプル&ホールドには次の信号がホールドされるのである.
 このように順次処理されるため,出力は段数分に相当するクロックだけ遅れて出力される.しかし,いったん処理が始まると,次から次へとクロックごとに絶え間なくデータを得ることができる.つまり1段のA-D変換レートの数倍のレートでデータが得られる.



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