この月のデータはすべて削除されておりました.あら,不思議.

なんて,ごめんなさい.すべてわたしの不注意と無知のせいでした.

簡単にだったら内容は覚えてるんですけど….



Part1

室生犀星はうたった

「ふるさとは遠きにありておもふもの.そして悲しく歌うもの」


  それは,2001年8月10日.東京から初めてのお盆帰省.「夏期休暇分散」なんんて噂を当てにして,予約も取らず東京駅に行ったなら,なんと東京駅の混雑ぶりは予想以上.新幹線の指定はすべて満席.自由席なんてぎゅうぎゅう詰め.でも,5時間も立ちっぱなしなんていやじゃ.そして,(と)の選択は…

グリーン車.しかも「のぞみ」の!

 いつもの倍額かかってしまった.たかだか2日間ふるさとでのんびりするのに往復約5万円也.そして,わたしはひそかに誓ったのでした.

お盆になんて,ぜぇーったい,実家に帰るもんか!!

  やっぱり,ふるさとは遠かった.そして,お盆には,遠くからそっと想うことにしましょう.


Part2

ふるさとは,たからの山


 東京を午後5時過ぎに出て,実家にたどり着くと早夜の12時前.疲れたわたしを迎えてくれたのは,きょうだいと姪っ子,甥っ子と,そしてビール.おっと,親が抜けてた….

 いつものようにたらふくビールを飲んでいると,甥っ子がなにやら持ってきた.それは,それは,立派なクワガタだった(ほんとだったら,このクワガタの写真がココにど〜んと入るはず).小さいころ,夏休みに入ると,早起きしてよくクワガタやカブトムシをとりに行ったものです.まだ,立派なクワガタがいるのか.ここもまだまだ捨てたもんじゃないな,なんて思ったり.

 で,わたしの実家ってのがまた,すごいところです.山にかこまれて,川が流れて,下の絵そのものです.こんなところだから,クワガタだって大きく育ちます.ついでに星もすごくきれいに見えます.



Part3

きみは「やにぎり」を知っているか?

 山と川しかないようなところだったので,小さいころの遊びは,もちろん山と川を利用したもの.春と秋は,山へ果物狩り,夏はもっぱら川で水遊び.

 で,川へ行ってなにをするかというと,「やにぎり」です.「や=屋=家」.そして,屋を握るということは,つまり,魚の家に手をつっこんで魚を生け捕るということです.つかまえた魚は,もちろん料理して食べます.から揚げにするとうまいんですよね,川魚って.みなさんも機会があれば是非「やにぎり」,やってみてください.なかなかスリリングですが,1回つかまえられると,病み付きに
なります.


か・ん・た・ん やにぎり塾

まず,魚が入っていそうな「屋」を探します.この「屋」を見つける能力はもはや天性のものです.ちなみにわたしにはあまりないみたい…

で,「屋」の下に動くものを感じたら,さらにぎゅっと手を突っ込み,その動く物体を掴もう.たいていの場合,魚なんだけど,ごくたま〜に,けったいなものを掴んでしまうこともある.