HAM Journal

目次

◆巻頭特別企画
インターネットと無線通信を相互接続
スタンダード WIRES-IIシステム完全解説
◆特集
特集1 米国FCC規格に学ぶ
 プロ機に見る通信機デザイン
特集2 手作りラジオの究極を求めて
 真空管式ストレートラジオを作る
◆エレクトロニクスプラザ
電子回路学習キットEL300in1で学ぶ電子回路
EL300in1に挑戦
デジタルラジオ放送(地上デジタル音声放送)を知ろう
2.4GHz無線LANを活用しよう
◆HAM Journal 製作工房
パケット通信用TNCを外部から制御
 PICを使ったデジピータコントローラ
キットを活用して作る 5.7GHzトランスバータ
PWM方式AM変調の実験
◆連載
HFトランシーバ100%活用ガイド 八重洲無線FT-107
技術のラビリンス 電池持続時間の計算方法
無手勝流修理日記 へっぽこ修理工場
◆HAM Journal No.103 特定電力機
モニタープレゼント当選者リポート

1 アイコムIC-4008Wを使ってみて 
2 ケンウッドUBZ-LH20を子供に使わせる

No.105 B5判 136頁 定価 1,470円

巻頭特別企画
WIRES IIシステム完全解説
 インターネット回線と無線機を接続するインターフェースにより,一種のフォーンパッチともいえる新しい形の通信形態を提供する『WIRES II』の徹底解説.

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特集1 業務無線機に学ぶ高周波通信機器の設計・製作
 ユニット化・モジュール化の波に押され,高周波回路の設計や組み込みの技術はシステム化された感があります.しかし,過酷な環境下で使われる業務使用の無線機では,熱設計,素子の使い方など多くのノウハウが隠されています.今回の特集では米国の業務無線機規格を例に,通信機の設計ノウハウをさぐります.
特集2 真空管で作る昔懐かしい“ストレートラジオ”
 オーディオの世界では,真空管を使ったアンプなどの記事が華やかです.ラジオの世界でも昔懐かしい真空管を使って中波,短波の受信を楽しんでみようという企画です.

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エレクトロニクスプラザ
●電子回路学習キット「ELキット300 in 1」で学ぶ電気・電子回路

 昔流行った電子キットや鉱石ラヂオが大流行の今,(有)カタリストより電子回路学習キットのエレクトロニック・ラボ「EL300in1」が発売されました.この製品は米国Maxitronix社からの正規輸入品で,本体には3カ月保証が付いています.
 ここではEL300の基本的な機能と使い方,応用などについてご紹介します.

●実験放送も開始されている デジタルラジオ放送放送を知ろう

 デジタルラジオ放送(地上デジタル音声放送)はCD並の高品質音声に加えて,静止画や簡易動画により生活情報やニュースなど多彩なサービスを提供でき,しかもデジタルの特性を活かして屋内での受信はもとより,車載受信機や携帯受信機でも安定した受信が可能な新しい方式のラジオ放送です.
 このデジタルラジオの概要を解説していただきました.

●2.4GHz LAN機器のアマチュア無線流用術

 近年増加している2.4GHz帯の無線LANステーションは,免許が不要なことやLANケーブルの引き回しをすることなくネットワークとの接続が可能など便利さと手軽さが魅力となって,同じく免許の不要な携帯電話やPHSと共に,ノートパソコンを始めとするPDAなどで使用され,オフィス環境はもちろんのことモバイル環境では,必要不可欠な情報通信インフラストラクチャとなっています.
 ここではアマチュアバンドとも係わりのある同システムについて,最新動向をご紹介するとともに,検証しています.

HJ製作工房・・・製作記事
PICで作るTNCリモートコントローラ

 デジピータはロケーションの良い場所に設置するのが理想です.しかし,山の上など簡単に行けない場所に設置すると,TNCの設定を変更するだけでも大変です.
 UIDIGIなどリモート操作が可能なTNCのファームウェアならば,リモート操作が可能ですが,ケンウッドTM-D700などのリモート機能のないファームウェア(トランシーバ)では,リモート操作はできません.そこで,TNCのシリアルコネクタに接続するだけで,TNCのコマンド設定ができるアダプタを作ってみました.

キットで作る5.7GHz トランスバータ

 5.7GHzにQRVするには,トランスバータを利用するのが,ごく一般的でしょう.メーカー製品を購入する場合は別ですが,自作する際はキットを活用して,マニュアルどおりに製作するか,部品をかき集めてやりくりすることになります.ところがSHF帯となると,部品集めも容易ではありません.当面はキットを利用するほうが,時間と費用の節約になると思います.

PWMによるAM変調の実験

 PWM信号を使用したD級アンプは増幅効率が高く,効率85〜90%程度のオーディオパワーアンプICを見かけるようになりました.
 D級アンプは,増幅するべき目的の信号によって変調されたPWM(Pulse Width Modulation)信号を高電力のスイッチング素子で構成されたアンプで増幅した後に,LPF(Low Pass Filter)によってパルス成分を除去して目的信号のみを取り出す仕組みです.したがって,D級アンプは振幅直線性を必要としません.
 ところで,PWM信号にはAM(Amplitude Modulation)変調波成分が含まれおり,このAM変調波成分のみをフィルタで取り出せばAM変調波信号を得ることが可能です.つまり,D級アンプによるAM送信機を実現することが可能です.

連載記事
HFトランシーバ100%ガイド 八重洲無線 FT-107

 1979年6月のJAIAフェアで文字どおりちょっと異色のHFトランシーバが展示されていました.どこが異色だったかというと,なんとパネル面の色が白(アイボリ)だったのです.文字どおりの“異色”です.それまでのリグのパネルの色はブラック,シルバー,ブルーといった金属塗装を基調にした色かグレーのようなプラスチックの質感を活かした色でしたから,この,白いパネルのトランシーバの出現はそれだけで衝撃的でした.
 今回はこのFT-107を検証します.

新連載 HJへっぽこ修理工場

 ・IC-1271の発振停止
 ・リグ外箱に貼られたシールをきれいにはがす

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記事内容

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・解説記事…新しい通信システム,電波伝搬に関する研究など
・その他,通信・エレクトロニクス一般に関する事象

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