AWARD TRY!PC:Julius Iwamura Hardware Page的 第一名決定 ●
Awardの内容
|
● 選考理由
◆インテルチップセット部門
Slot1:AOpen製AX6BC PRO2(TypeR Vspec2)
電源強化と,基本性能の高さ,そして,互換性を犠牲にしてもISAを取り払うといった,性能重視の姿勢が良いです.
◆統合チップセット部門:
Slot1…DFI製PW65-D
Intel社のデモボードだけに,これが統合チップセット810の実力だといえるだけの構成です.Slot1でA3バージョンという,Slot1
CPUを取り付けるにふさわしいものです.
◆互換チップセット部門:
Socket7…Soltek製SL-56G1
スーパーサウスチップを搭載し,ATA66をサポート,さらにはAMR搭載と性能と価格のバランスが良いです.特に,AGPで好みのグラフィックスを搭載でき,USBの使い勝手も良いです.
◆新規性部門:ABIT製BE6(+HotRod66)
好みのグラフィックカードを選びたいときには810は使えません.BXの性能は高いが,ATA66は使えません.しかし,ATA66対応ハードディスクはどんどんリリースされています.この状況下で,BXでありながら,ATA66対応を果たし,価格的にも割高感がないところを評価したいです.また,ATA66インターフェースのHotRod66も便利です.
◆グラフィックカード部門:Leadtek製WinFast
S320II Ultra
付属ソフトウェアの豊富さ,製品構成の良さ,また,動作の安定性とも申し分ないです.特に,ベンチマーク結果も良く,ドライバのインストールもユーザーに優しいつくりになっています.
◆特別賞:PC
CHIPS(アジアネットワーク)製BB5513/M741LMRT
29,800円という価格で,筐体,メインボード,CD-ROMドライブ,フロッピーディスクドライブ,キーボード,マウスがセットになっています.日本に価格革命とベアボーンの便利さを知らしめた製品です.
◆ベストDIY賞:Chaintech製6ATA2
スーパーサウスチップ搭載のSlot1メインボードです.ATA66も使えるし,クロックを1MHzごとに設定できるところも優れています.まだ,検証段階ですが,Windows上でクロックを変更できることができるかもしれません.ABIT製のメインボードを除き,ATA66対応にはインターフェースカードが必要であるにもかかわらず,VIA製サウスブリッジを使うことで解決したSlot1メインボードの決定版といえるでしょう.
◆ベスト周辺機器賞:MSI製MS6905D
Socket370をSlot1に取り付けるドーターカードとして,あまりにも有名な,MS6905Dです.このMS6905Dのおかげで,Slot1CPUの可能性がいっそう広がったことは否定できない事実です.オーバークロック対応やデュアル機能を搭載していて,安定性もバッチリです.Socket370
Celeronが安くなってきている今,PentiumIIの266MHzやSlot1
Celeronを使っている人たちに,未来を与えた功績は高く評価されます.
●
選考を終わって
なお,今回のアワードからはずれているもの中には,ASUSTeK製P3B,MSI製MS6199のように選考締め日に間に合わなかったものがあります.このあたりは,次回までにじっくり評価していきたいと考えています.なお,次回は1999年12月販売分に決定したいと思っています.
現在,アワード用ロゴと記念品を制作中です.出来上がり次第,該当企業に贈呈します.
copyright 1999 岩村 益典