(株)日本総合研究所/                1997年8月設立
(株)日本総研システムソリューション

BOCC
「バックオフィス
        コンサルティングセンター」

URL http://www.jri.co.jp/JRI/divi/sdt/bocc/

● 設立の経緯


 Exchange Serverを使用した企業ネットワーク構築を得意としたインテグレーションの活動を行っていたが,1997年8月にBOCCを設立した.
 これは,Exchange Serverを導入して企業インフラ整備を数多く手がける間に,データベースを使うようなアプリケーションではSQL Server,ホストとの接続が必要なときにはSNA ServerなどとBackOffice製品を使用したケースが増えてきたことに起因している.BOCCを設立した当初の人員は,東京10名,大阪5名でスタートしたが,現在では,開発・営業を含め東京25名,大阪25名と拡大して,実績も増えている(主だったものはWebで見ることができる).

● 現在の活動内容


 まず企業に対してネットワークのコンサルティングを行い,必要なソリューション,教育を提案して,Exchange Server,SQL Serverを使用したグループウエアインテグレーションの導入などが中心となっている.
 現在コンサルティングする企業のケースもさまざまになり,クライアントPC,PCサーバー,ネットワークが何も無い企業から,ネットワークが大規模になり,部署ごとに無秩序に導入されたNTサーバーとドメインに対してシステム管理者が手に負えなくなったケースまであるとのこと.そこで,ドメインの管理などもコンサルティングの1つとなっている.
 また,最近の傾向としてワークフローの導入に関する案件
も増えてきているが,提案としては,まずメールの文化に慣れていただき,それから習熟度に合わせてワークフローを導入することを薦めている.

● 開発技術


 日本総研システムソリューションでは,PositionFlowUというワークフローのソフトウエアも自社開発している.
 これは,ワークフローを業務系のプラットホームと考えた場合に,休暇願,出張願などの申請を人事給与のアプリケーションに連動させたり,また交通費,交際費を会計ソフトに連動させるというニーズは,ワークフロー導入後必ず起こるため,ワークフローと業務アプリケーションの間を連動させるには,ワークフローソフト側が,カスタマイスできる汎用性の高いソフトウエアでなければいけない.もし申請だけを目的としたパッケージソフトウエアであれば,そのたびに,スクラップアンドビルドを繰り返すことになる.また,クライアントソフトの管理,クライアント側の負荷を減らすために,Webベースである必要があった. そこで,Position FlowUが開発され,そのためASPを使ったVBでの開発技術には,自信があるとのこと.
 また,最近では,Site Serverを使用し,ASPで作りこんだクレジット会社のショッピングモール構築があるが,今後は,Site Serverを使いExchange Serverのパブリックフォルダを検索する仕組みなどを提案して,よりビジネスロジックなプラットホームをBackOfficeで提供していくと技術的にも意欲的だ.

● Xeon搭載サーバーについて


 マシンパワーも上がることで,今までサーバーの問題でできなかったソリューションの提案が解決し,提案のバリエーションが広ひろがることに期待している.

インタビュー;東京ソリューション事業部 バックオフィス・コンサルティング・センター所長 茂木 淳夫 氏,
テクニカル・コンサルタント 庄田 拓司 氏