Microsoft Monthly News 1999年 3月

 

●3月2日
デロイトトーマツコンサルティング,SAPジャパン,マイクロソフトが基幹系業務システムのソリューション提供で協力

 今回の発表に先立ち,デロイトトーマツコンサルティングはSAPジャパン(株)との間で中堅企業を対象としたリセラー契約を締結し,またマイクロソフト(株)との間でパートナ契約を締結している.これにより,デロイトトーマツコンサルティングは同社のR/3導入における豊富な経験をもとに,Windows NT ServerおよびSQL Server 7.0を基盤としたR/3導入サービスを幅広く提供していく.

●3月4日
Windows NT Workstation 4.0導入支援ツール「Microsoft Windows NT 4.0 System Preparation Tool」申し込みを本日より受付開始

 配布対象となるのは,Microsoft Open License,Microsoft Select,Microsoft Enterprise Agreementなどのライセンス販売プログラムの契約ユーザーおよびマイクロソフトソリューションプロバイダ(MCSP)特約パートナ.ツールは無償で提供される.
 本ツールにより,標準化されたデスクトップイメージの展開や再構築が容易となる,またWindows 95/98などの既存システムからWindows NT Workstation 4.0への移行をスムーズに行うことができる.詳細については以下のURLを参照.
http://www.asia.microsoft.com/japan/products/ntwork/deployment/SysPrepTool.htm

●3月5日
Windows CEの製造業分野への導入,本格化へ

 米マイクロソフト社は,ボーイング社,ゼネラルモーターズ社およびフイリップモーリス社を含む12社以上のパートナ企業と共同で,Windows CEを搭載した10システムを超える制御機器を使って,実際に行われている業務のデモンストレーションを行ったことを2日に発表した.これは,Windows CEのプロセス制御アプリケーション分野への導入が引き続き広がってきていることを示すものである.

●3月8日
Windows 98の西暦2000年問題を修正するプログラム
3月8日(月)に提供開始


 今回提供されるのは,1998年12月8日に発表された,Windows 98における西暦2000年問題の修正プログラムであり,この問題は日付の誤表示に関するもので,格納されているデータを破壊したりコンピュータ本体に影響を与えるものではない.
 提供方法はオンラインサービスによる無償提供(http://windowsupdate.microsoft.com/)や コンピュータ専門誌の付録CD-ROMによる提供,CD-ROM送付サービスによるCD-ROMの頒布など.提供開始日は3月8日(月)より.
 Windows 98西暦2000年問題修正プログラムによる修正内容ならびに入手方法の詳細情報は,以下のURLを参照.
http://www.asia.microsoft.com/japan/win98/year2000/
※本誌1999年6月号付属CD-ROMにも収録されています.

●3月15日
マイクロソフトとコンパックがマルチベンダーソフトウェア環境の新しいサービスで協力

 このサービス「マイクロソフトオーソライズドサポート」(Microsoft Authorized Support)は,プラットフォームとしてWindows NTを選択し,その上で各社のソフトウェア製品(マルチベンダー製品)を組み合わせて利用する企業ユーザーが急増し,マイクロソフト社の製品とマルチベンダー製品の一貫した統合サポートサービスを要求する声が増大しているのにこたえたもの.

●3月24日
「Microsoft Windows NT Services for UNIX Add-on Pack」(Services for UNIX)日本語版,4月16日(金)に発売

 Services for UNIXは,以下の機能をWindows NT ServerおよびWindows NT Workstation上に提供し,UNIXシステムの環境との相互運用を可能とする.推定小売価格は29,800円.
・NFSサーバー/NFSクライアント(ファイルの相互共有を実現)
・Telnet サーバー/クライアント(リモート管理を実現)
・UNIXコマンド/シェル(UNIXライクな操作性を実現)
・パスワード同期(ユーザーの一元管理を実現)

●3月25日
西暦2000年問題に関する新サービスを提供

 マイクロソフト(株)は,西暦2000年問題に取り組む顧客への支援を一層強化する以下の施策を発表した.
ゴールデンウィークおよび年末年始にもサポートサービスを提供
4月12日(月)より「2000年問題インフォメーションセンター」を開設(TEL:03-5354-4626)
「リソースCD」(同社Webサイト(http://www.asia.microsoft.com/japan/year2k/)で公開されているマイクロソフト製品に関する西暦2000年問題の情報を収録したCD-ROM)を無償で提供
申込方法:同社FAXBOX情報サービス(FAX 03-5454-8100)あるいはWebサイト(http://www.asia.microsoft.com/japan/year2k/)にて申込書を入手
申込受付開始日:4月12日(月)