HF/50MHz オールモード・トランシーバーFT-920 八重洲無線




  サンスポオットの上昇期に向かい このところ各社からHFの新鋭機が発表されているが,八重洲無線からも,FT-1000MPの基本性能をそのまま引き継いだ,HF〜50MHzの新鋭機FT-920が発表された.
 FT-920はAF段に処理速度33.3MIPS*の高速/大容量DSPを採用し,50MHzまで動作するオートアンテナチューナーを持つ.
■ノイズリデューサー回路には,FT-1000MPのEDSPで採用した、応答速度と帰還係数の2つのパラメーターを可変するタイプのものを使用.
■混信除去機能には,IF SHIFT回路に加えて,DSPによる通過帯域幅可変型デュアル・パスバンド・フィルターを採用.
■DSPによるオートノッチ回路で受信帯域内にある複数の連続ビートを見つけだし、自動的にビート周波数においてノッチ処理を行い、不要なビート信号をカットする.
■アナログ音声信号はマイク・アンプを通過したあと,すぐにDSP回路によりA-D変換され,このデジタル化された信号をDSP内の4種類のマイクイコライザーにより送信音
■送信モニター回路もDSP処理
■FMモードにおけるトーンスケルチ運用やDTMF送信もDSP処理

 東京ハイパワーからHF+50MHzの50Wリニアアンプが発売された


 3アマや移動用としては最適のこのHL-50Bは,終段に2SC1946Aを2本使い10Wドライブで50WPEP出力(AM時25W)を得ることができる.
 出力にはWARCバンドを含むアマチュアバンド用の切り替え式ローパス・フィルターを内蔵しており,インターフェアーの原因となる高調波を抑えている.
 送受切り替えには,スタンバイ端子と共にキャリアコントロール回路を内蔵しており,スタンバイコントロールの配線無しで使うことが出来る.キャリアコントロールはCW,SSB,FMなどオールモードに対応している.
 電源は,13.8V(DC)10Amax,

元に戻る