特別企画 手作りQSLカードのススメ


 JARLから届くQSLカードの中に,自作イラストやコンピューター・グラフィックスを駆使したものを多く見受けるようになりました.
 きっと,既製のものでは飽きたらず,オリジナルのQSLを作りたい!と思う人が増えてきたからなのでしょう.
 QSLカードは,「交信した事実が確認できる」ことが必須条件です.交信した事実を証明していれば,他には何も書かなくても構わないのですが,「カード」というくらいですから,写真やイラストを使ったカラフルなものを送りたいもの.
 そこで,コールサインと同じように,世界で一つしかないオリジナリティあふれるQSLカードの作り方を大特集してみることにしました.

★手作りQSLコラム 1
●プリントゴッコ PG-11
 この1台で,1版刷りから多版刷りまで対応できる,プリントゴッコ・シリーズの標準セットです.
 今まで難しかった,版ズレの位置合せも簡単に修正することができます.
 入門者にはありがたい,先生ビデオもついていますから,操作を完璧にマスターできます.
 PG-11には,製版から印刷までに必要なすべてのパーツがセットされていますので,他には,印刷用のハガキを用意するだけです.
●プリントゴッコデジタル CD-1
 プリントゴッコデジタルは,カラー写真,イラスト,押し花などの素材を原稿にすることができます.
 PG-11などのプリントゴッコでは,原稿をコピーして,それを製版するのですが,コピーする分,手間がかかったり,意図したとおりの版ができなかったりしますが,CD-1を使うと,素材をそのままスキャンして版をつくりますから,例えば布地などを原稿にすれば,布地の独特の風味(?)を表現することができます.

★手作りQSLコラム 2
 富士写真フイルムが発売している,デジタルカメラ関連商品を紹介しましょう.
●デジタルカメラ DS-8
 DS-8は,世界初のSSFDCというメモリー・カードを採用し,このカードを入れ替えることで連続して撮影することができます.1枚のメモリーカードに記録できる画像は,標準モードで30コマ.また,撮影したその場で画像を確認することもできる液晶1.8インチ・モニターも内蔵しています.
●フォトビジョン FV-10D
 本文でも紹介していますが,この機器は,素材をそのまま撮影し,それをパソコンに取り込んだり,テレビに映しだしたりするものです.
 ネガ・フィルムやポジ・フィルムの取り込みはもちろん,小型CCDカメラとしても使えますので,スキャナーにセットしづらい立体物でも忠実に映しだすことができます.
●ビデオ・プリンター NC-5
 デジタル・カメラDS-8で撮影した画像や,フォトビジョンFV-10Dで取り込んだネガフィルムなどを専用のハガキに印刷します.
 デジカメやフォトビジョンからの入力はもちろん,パラレル接続することでパソコンと接続することもできるので,デジタル・カメラの画像をパソコンで処理し,それを印刷する,ということもできます.
 QSLカードとは関係ありませんが,16分割のシール用紙も別売りされていますので,デジタル・カメラで自分の顔を撮影して,パソコンで加工すれば,オリジナルのプリクラをつくることもできます.
●新システムカメラ EPION200Z
 新システムカメラのエピオン.TVのコマーシャルでご存じの方が多いでしょう.
 一体何が新システムなのかというと,まず,フィルムの装填がワンタッチですむ,ということ.機械オンチを自称する方は,「フィルムの装填が面倒なので使い捨てカメラを愛用している」という方が多いようですが,このシステムなら,電池をセットするのと同じ感覚で,フィルム・カートリッジをポン,とセットするだけでOK.絶対に失敗はありません.


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