コリンズ機器用19インチラック・マウントの製作

海外のコリンズ愛好家の中には“19インチラック”を利用した機能的で,しかもかっこのよいシャック作りをしている人もいて,そんなシャックに筆者はあこがれていました.昨年,19インチラックを入手したのをきっかけに,“19インチラック・プロジェクト”と称して作業を開始しました.そして,構想・計画から約1年.さまざまな検討とこだわりの結果,満足のいくコリンズ機器用ラックマウントが完成しました.
写真はコリンズSラインを飛行機(軍用機)の中のラックに収めた例(出典:The Collins Collector's Monthly Magazine Vol3 Issue1表紙)



ユーザーリポート
WiRES対応ハンディトランシーバ VX-2


先代の『VX-1』が登場したときは,その小ささにたいへん驚かされました.何せ手のひらに収まり,タバコの箱よりひとまわり小さく見えたからです.
それから数年.さらにパワーアップした後継機『VX-2』が登場しました.
VX-2は,VX-1の特徴だったコンパクト性を継承し,外部電源(DC6V)使用時には,最大3Wものハイパワー運用が可能になりました(VX-1は最大1W). また,VX-1ではAM,FM/TVのみだった受信機能もVX-2ではワイドバンドレシーバなみの広帯域受信を可能にしています.
もちろん,注目のWiRESにも対応しており,今までの常識をひっくり返す“実力派ハンディ”トランシーバです.



統合的アマチュア無線デジタル通信システム D-STAR Information
「初公開!画像伝送の実験に成功」


今月号から新企画として,JARLが推進しているアマチュア無線のデジタル通信システムであるD-STARのコーナーを担当することになりました.筆者はJARL次世代通信委員としてD-STARの企画から普及促進まで仰せつかっている立場にあり,身近なD-STARとして,その仕組みや利用形態などを紹介して行く予定です.
写真は会場の外から画像を送信したD-STARのシステム.カメラとID-1



Webうおっちんぐ
QRP HF Pedestrian Mobile


★50MHzを搭載し“トレッキング”な運用に便利なFT-817,IC-703など,小型マルチバンドQRP機のユーザーが多くなっています.山へ登っての運用というと,かつてから50MHzが盛んでしたが,現在はシングルバンドではなく前述のマルチバンド機が活躍しています.

★今回は,デーバッグ+徒歩によるお手軽運用の中でも,やや大きめのアンテナが必要な“HF QRP”にスポットをあてました.海外では自転車やバックパックスタイルでの運用も盛んで,米国には自転車モービルのクラブがあるほどです.写真は米国のHFポータブル運用愛好家グループのWebです.垂直系・水平系と使用しているアンテナで会員を分類し,どのようなスタイルで運用しているかがわかります. スケジュールQSOもやっているそうです.



WiERS最新情報

WiRES-IIはVoIP技術,すなわち「インターネットで音声データをやりとりする技術」を活用したシステムです.インターネットを中継回線に用いることで,日本国内はもとより,海外の局ともクリアな音声でQSOできます.
現在はこのようなVoIP技術を用いてQSOができるしくみが複数あります.他のVoIP技術を使った通信方法などと比べながら,WiRE-IIの特徴を見てみましょう.
写真は第45回JARL通常総会 埼玉県所沢市 #5000D JQ1YBG/1 5月25日1000〜1500まで,第45回JARL通常総会会場スタンダードブースにてWiRES-II局#5000D,JQ1YBG/1が運用されました.