アンテナの自作調整のテクニック

アンテナ調整やインターフェア対策のツール
デジタルRF電流計の製作


デジタルRF電流計を作成して,たいへん便利に使っていますので,ご紹介します.
高周波(RF)電流計というと,トロイダルコアを使ったものが知られていますが,このたびデジタル表示,オートレンジ,高感度,そして測定対象の線材を簡単に挟めるクランプ型として,操作性抜群の測定器にすることができました.障害の原因調査やアンテナの実験がぐっと楽に,またおもしろくなります.部品点数も少なく簡単に作れますから,ぜひ一度お試しください.



シミュレーションソフトで設計・検証した
1.9/3.5MHzローディングダブレットの製作


コンテストでマルチバンドの移動運用を行う際,以前は1.9MHzと3.5MHzのアンテナ(フルサイズ逆V)を別々に上げていました.しかし,@設営・撤収に手間がかかり過ぎる,A1.9MHzのアンテナが全長80m近くあるため場所的に制約を受ける,の理由により,1.9/3.5MHz共用のアンテナを製作しました.



ユニーク!自転車の車輪リムをアンテナに流用
7MHz/11〜29MHzマグネチック・ループアンテナ


2003年関西ハムフェアで,自転車用26型アルミ製リムを使用したHF用マグネチック・ループアンテナを展示したところ,多くの方から製作についての質問をいただきました.このアンテナは,ループ部分に自転車のリムを流用しているので,すっきりとした円形となり,また強度もあります.
周波数はスイッチで7MHzと11〜29MHzとを切り替えて対応しています.



ワイヤーアンテナのグレードアップをしよう!
7MHzダイポールアンテナの改造2題


7MHzの国内QSOではダイポールアンテナや逆Vアンテナを使用している方が多いと思います.
筆者は移動でコンテストに参加することが多く,国内コンテスト参加時には逆Vアンテナを上げていましたが,さらに高得点を目指すために2系統のアンテナを切り替えて参加することが多くなりました.2系統のメリットはたくさんあるのですが,移動局の中で目立つためにはゲインのあるアンテナを使用するしかありません.
以前,7MHzの国内QSOでは打ち上げ角の高いアンテナがよいと聞いたことがあり,どうせなら「真上にビームを出す」のはどうかと考えるようになり,今回のアンテナを製作することにしました.