アンテナの自作調整のテクニック

ロングパスで入感する弱い信号も見逃さない!
24MHz5エレ八木2段スタックアンテナの製作


筆者は,2000年春より24MHzで運用を始め,延べ7200局,290エンティティとの交信を楽しむことができています.ここでは,これまでのQSOを支えてくれたアンテナとして,1台のローテーターで2本のアンテナを回転させるシンプルな構造を有した24MHz 5エレ八木2段スタックアンテナについて紹介します.



軽量ナロースペースで簡単
28MHz4エレ八木アンテナの製作


多くのHFのビームアンテナは固定でタワーに上げることを前提に作られているといってもよいでしょう.しかし,移動運用で同じものを使おうとすると,必要以上に重く,頑固で設営するのがたいへんです.
現在,会社の寮住まいのためにアンテナが立てられず,移動運用中心の筆者は,移動運用に使うため,軽くてそれなりに使える28MHz用八木アンテナを考えたのでした.



スタブマッチを用いて2本のアンテナをつなぐ
144MHz八木アンテナの製作とスタック化


スタッブマッチというマッチング方法は,同軸ケーブルが主流となった現在では,あまり使われることがなくなりましたが,平行フィーダー全盛期にはメジャーなマッチング回路でした.構造は簡単で1/2λの平行フィーダーの片端をオープンまたはショートし,途中から給電するだけで広範囲のインピーダンスに対応させることができます.
スタブマッチを現代風にアレンジして,アンテナのスタック化に応用してみました.



昔のおじさんが出会った近代のアンテナ測定器
アンテナアナライザBR-510D


以前,ハムフェア会場で40年ぶりに顔をあわせたおじさんたち約10人が「807シングルA3でのよき時代」の話題に時の経つのを忘れてアイボールQSOに花を咲かせました.
昭和30年の前半,筆者の住んでいた東京都江戸川区や千葉県市川あたりでは,竹竿アンテナで3.5や7MHzにQRVすることが普通でした──.