台湾のセパレートエンティティへのDXペディション
BQ9P プラタス島から25,000 QSO


南シナ海北部にぽっかり浮かんでいる台湾領のプラタス(東沙)諸島への国際チームによるDXペディションが,今年もBQ9Pのコールサインで10月9〜16日まで行われた.BQ9Pに参加したBV3BW羅氏から貴重な写真が届いた.当初計画では10月7日にも運用を開始するはずだったが天候が荒れ,2日遅れのスタートとなったものの,累計のQSO数は25,000を超えた.RTTYなどデジタルモードも含め,至近距離にあるJAでは今回で一定の需要が満たされたのではないだろうか.




3CφV DXペディション
世界中のDXerがアフリカ・アノボン島に注目!


アフリカの珍エンティティであるアノボン島からのDXペディションが9月26日〜10月4日まで,チームリーダーのEA5BYP(3CφA)Elmoのほか,EA5FO(3CφR)Victor,EA5YN(3CφV)Vicente,DJ9ZB(3CφF)Franzの4名により,3CφVのコールサインで行われた.運用は,1.9〜50MHzのSSB,CW,RTTYで行われ,とりわけJAでは早朝に18MHz SSBで強力に入感した.総交信数は約20,000 QSOをログインしたという.
 ここでは,3CφVを運用した一方,QSLマネージャも担当する親日家のDJ9ZB Franzから編集部に寄せられた写真を紹介する.なお,下記に示す3CφVのWebにおいてログサーチのサービスが行われている.
 http://personal.telefonica.terra.es/web/ea5yn/




ニュージーランド領のDXCCエンティティ
ZM8CW ケルマディック諸島からの運用


私は,ニュージーランド政府の自然保護省のボランティアとして,通 信機器のメインテナンスの仕事でケルマディック諸島(ZL8)をときどき訪れます.そのため,アマチュア無線の運用はたいてい仕事のあと
で,時にはとても疲れている中で行っています.
 10月中旬の運用では,なんとか4467 QSOをこなしました.しかし,常にビッグガンの局に呼ばれていたので,ZL8をニューエンティティとして必要とする設備の小さな局にQSOのチャンスを与えることができず,とても残念に思っています.
 次回,私がZM8CWを運用したときは,すでに交信済みのバンド・モードにおける重複交信は遠慮してください.それにより,ZL8を必要とする局にチャンスを与えることができます.