D-STAR information
D-STARのネットワーク上のパソコン遠隔制御


前号ではハムフェア2003で実演した「Hi-Fi音響伝送」について解説しました.D-STARの魅力の一つは,このように従来のアマチュア無線では実現できなかった忠実度の高い伝送が可能になる点にありますが,ほかにも音声のみならずあらゆる情報の伝送が可能になる魅力があります.今月はこの可能性について解説を進めます.



Webうおっちんぐ
太陽活動と伝搬現象


コンディションの下降期となり,その変化が顕著になってきました.また,10月下旬〜11月上旬には巨大な太陽フレアが生じ,それによる磁気嵐で,アマチュア無線はもとより,GPS,航空無線,漁業無線などの通 信への影響や,中継衛星の中にはデータ伝送上の不具合が発生したものがあったと報じられました.
 そこで,今回は電離層の反射による通信を楽しんでいるアマチュア無線家向けとして,太陽活動のようすやその結果 生じるさまざまな伝搬現象の解析などが示されたWebを中心にご紹介します.



Turbo HAMLOG のユーザー登録を行おう!
〜 格安レンタルサーバーで作成したオンライン登録システム 〜


1995年ころから,筆者の友人であるJEEHBT西巻氏が精力的に編集されていたTurbo HAMLOG(以下,ハムログと略)のユーザーリストは,心ないイタズラ登録などによって中断され,それから1年以上が経過しました.当時は,18,000局を超える登録がありました.
 このユーザーリストが中断後は,多くのハムログユーザーの方から残念の声,励ましや再開を願う声が,西巻氏や筆者に届けられました.
 そこで,今般,オンライン登録という,QSObankで確立された手法を真似てみれば,なんとかユーザー登録が可能なのではないか,という思いから,筆者にとって初めてのCGI(Common Gateway Interfaceの略)やSQL(Structured Query Languageの略)データベースでしたが,試行錯誤で,オンライン登録システムを作ってみました(※筆者が参考図書を読んでいると,「SQL? QSLじゃないの?」って,アマチュア無線の免許を持っていない筆者のXYLに聞かれました,hi)



JA1AA庄野 久男氏・JA1CR桑原 武夫氏に聞く
わが国における戦後のDX界事情


わが国のアマチュア無線は,第二次世界大戦後の1952年に再開されたが,当時のDX界において,JA1AA庄野久男氏,およびJA1CR桑原武夫氏の活躍はすばらしいものであった.
お二人は,本誌DX欄の筆者を1963年まで担当され,また,現在も存在し続ける世界的DXアワードの“DXCC”を庄野氏が,および“WAZ”を桑原氏がJA局として初受賞という輝かしい実績を残されている.
お二人に,東京・杉並のご自宅にて,当時の状況や心意気などを,語っていただいた.