ハムライフ“情熱の証”
アマチュア無線家  こだわりの逸品&運用

アマチュア無線を継続していると,こだわりの機器やアイテムが逸品となり,また運用形態も自分流のお気に入りのスタイルが確立されていくことがあります.そのこだわりは,熱心なハムライフの現れでもあります.そして,そこには別 のジャンルで楽しむハムの参考になる“切っ掛け”が潜んでいることが少なくありません.本特集は貴局の今後のハムライフの参考になることを狙っています.また,へ〜 凄い!というハムの世界もご覧いただきたいと思います.



ローバンドDXへのこだわり
60mタワー上に3.5/3.8MHzフルサイズ5エレを設置


広島でビッグアンテナが上がるという情報が編集部に飛び込んできました.
アンテナのオーナーは3.8MHzでは知る人ぞ知る7J4AAL姜 仁秀氏.アンテナ建設工事も終了したと聞き,さっそく広島市の北北東約30kmの高田郡八千代町のシャックにお邪魔しました.



こだわりのアパマンハム
自分の環境に合わせてアマチュア無線を楽しむ


神奈川県厚木市にお住まいのJH6RTO福島さんは,自然科学が好きというアパマンハムです.アマチュア無線を楽しむ環境は集合住宅ですが,HF〜10GHz CW,SSB,デジタルモードを運用されています.一方,移動運用にもアクティブで,年に1〜2回程度は海外運用を行っており,これまで合計で約20エンティティからの運用を経験されています.また,普段の週末には,10MHzによるJCC/JCGサービスを楽しんでおられます.



快適シャック構築へのこだわり
ステーションコントローラを自作するアマチュア無線家


千葉県船橋市からQRVしているJG1XLV荒井さんは,7MHzのDXハンティングやラグチューにアクティブな一方,機械いじりも大好きという自作マニアです.周辺機器の自作はもちろんのこと,往年の名機であるコリンズのリストア,アンテナ製作など,とにかくオリジナルへのこだわりは徹底しています.ここでは,荒井さんが愛用する自作ステーションコントローラを紹介します.



インターフェア対策にこだわり
都市の団地で電波障害皆無で200W運用


福岡県博多在住のJA6CY家入さんは,戦後派ハムで“WAZ・28MHz・Phone”第1号の保持者です.高校の教職を勤め上げ現在も講師として奮闘されているOMです.アマチュア無線運用の雌伏の時代を経て,なお情念を失わずにCW,そしてDXingを楽しまれています.地域の区長をされており,それ故にインターフェア対策には人一倍の配慮をされ,その“I対策”は参考なる点が多々あります.




自作・測定へのこだわり
データで裏づけされた“自作”を楽しむアマチュア無線家


福岡県小倉にお住まいのJA6ROZ平岩さん(1970年開局)は,JARL福岡県支部大会で自作機器の展示をされるなど“知る人ぞ,知る”自作派で,教職から転身し,建築士として独立した努力の方です.お住まいは政令指定都市の密集した住宅地にあって,“電波を飛ばす”という視点では恵まれた環境ではありませんが,機器の“自作三昧の執念?”には目を見張るものがあります.