究極のアマチュア無線の姿となるか!ソフトウェア無線への誘い

アマチュア無線本来のトレーニングとエクスペリメント精神を21世紀にどうしたら応用できるか,このことが最近アメリカで話題になっています.ハンダごてでハードウェアを作り上げてきた“アナログ時代”から“デジタルワールド”に変わっていくことを前提にふまえ,これからはソフトウェアを開発してソフトウェア無線(Software Defined Radio)で“アマチュア無線を楽しもうではないか!”との声が上がっています.



シャックに映えるオンエアモニターの製作

先日ひょんなことから,携帯電話の着信モニターの基板ユニットを入手しました.この基板の機能は単純で,電波を受信したらLEDが点滅するというものです.若い人の持つ携帯電話によくぶら下がっている人形などの中に入っていたものです
今回入手できたのは,この基板と付属のLEDのセットです.電池用の金具も付属していました.




移動用1.9MHz短縮型GPアンテナの製作
〜欲張って10MHzにも対応させた〜


10m長のグラスファイバー製ロッドを使用した1.9MHzの移動用短縮GPを紹介します.接地型GPなので良好なアースが必要と思うでしょうが,アンテナチューナーを挿入することにより,簡単なカウンターポイズでもSWRを1.0にすることができます.また,延長コイルを10MHzのトラップとすることで,10MHzにもマッチングが取れるようにしました.アンテナチューナーなしでもSWRは実用範囲に収まりますから,移動用として,また固定局用としてもぜひチャレンジしてみてください.



効果抜群!逆Vダイポールのスタック実験

★移動運用して国内コンテストのマルチバンド部門へ参加する際,HFアンテナに2,3エレの八木アンテナを使えればよいのですが,八木ともなるとそれなりの重量があり設営がたいへんです.そこで,軽量化が容易なワイヤーによる逆V型のダイポールアンテナを製作しました.しかし,“逆Vアンテナ”のみではゲイン不足に感じます.そこで,このアンテナを二つ重ねてスタック化した“逆Vスタックアンテナ”を製作しました.



ガンママッチで50Ω給電7MHz用アンテナの製作

筆者は長い間,おもにローカルとのQSOを楽しんできましたが,昔のコールサインの再交付を受け,A3時代のHFへの興味が再燃しました.
高校生の頃に50MHzの4エレ八木を製作し,ガンママッチを使ってSWRが1.5以下まで割り合い簡単に追い込めた経験があります.そこで,7MHzのアンテナもガンママッチを使って製作してみました.


QRPリグの予備実験に最適な大人の電子ブロック(後編)

先月号で紹介した大人の電子ブロックは,シンプルな構成ながら工夫しだいで,いろいろな用途に活用できます.今回は水晶発振回路の実験とその応用例を紹介します.