無線機の機能とカタログの読み方
トランシーバを120%活用しよう

ハンディトランシーバの上手な選び方・使い方

ハンディトランシーバは,小型化,多機能化が進んでいますが,出始めの頃のハンディトランシーバは写真1に示すように筆箱くらいの大きさで,コールチャネルとVFOの2波切り替え式や,水晶を入れて使うといったものでした.最近のハンディトランシーバは当時からすると想像もつかないほど進化しています.
ここでは,その多機能ハンディトランシーバを上手に使う方法を各社の人気機種を参考にして紹介します.



カートランシーバの多彩な機能を使うコツ

多機能・低価格化が進むV/UHF FMカートランシーバですが,ツマミやボタンは数年前のそれと比べて目に見えて増えてはいません.便利な機能が増えたとしても,感覚的にかつ容易に操作できるように工夫されています.
本稿では,今なおユーザーの多いカートランシーバについて,その多機能を使うためのコツを紹介します.



現代HFトランシーバの実践オペレーション

市販されているHF機を運用形態で大きくジャンル分けすると,デスクトップ専用の「大型固定機」,移動運用やその気になれば車載も可能な「多目的機」,モービル運用を目的とした「車載機」,バッテリー運用も可能な「ポータブル機」に分けられます.
ファイナルが真空管のHF機にDC-DCコンバータを載せて移動運用をしていたころに比べると,HF機の選択肢も増えたものです.とは言え,HFの波長に合わせたアンテナを接続してSSBやCWで電波を出す通信スタイルが変わったわけではなく,ノイズと格闘するHF通信は健在です.