バンド・モード別に見る運用スタイル
アマチュア無線のQSOとその手ほどき

交信して初めて価値があるアマチュア無線
こんなに簡単!初交信の勧め


無線機を準備しコールサインが届き,友達に手伝ってもらってアンテナも上がりました−−.
友達は「交信方法は聞いていればわかるよ」という.しかし,自信がないという方は意外といるようです.また,何とか交信できるようになったのでほかのモードにも出てみたい.どうやら暗黙の了解事? があるようで心配だ.このような方に“始めの一歩”としてのポイントを紹介します.



アマチュア無線のメインストリート・マップ
HFの各バンドの主な使われ方


あなたがアマチュア無線の免許を取得し,最初に交信するときには,嬉しさと心配とが混ざり合って,胸がどきどきするのではないかと思います.あるいは,しばらく遠ざかっていたアマチュア無線を再開するときも同じでしょう.どのバンド(周波数)でCQを出そうか,どのバンドを聞こうかなど,考えることは山ほどあります.
さて,ここでは初めて電波を出して交信するときに気をつけたい事柄をはじめ,短波帯(HF)のアマチュア・バンドの使いかたを中心に説明しましょう.



ペーパー・ライセンスから一歩踏み出そう
CW初交信にチャレンジ


第3級(旧電信級)の免許証はあるものの,CW交信はその手順すらもわからず,なかなか運用への足がかりがつかめずにいる方も多いことでしょう.ここでは,そのような方のために,ステップ・アップ方式でCWの交信ができるようになるまでについて,お話を進めていくことにしましょう.


元祖文字通信の世界
RTTYを始めてみよう


昔は,油にまみれた“マシン”がなければRTTYが運用できなかった時代がありました.しかし現在では,高性能なRTTY用のソフトウェアがフリーソフトで手に入るので,パソコンにそのRTTYソフトをインストールし,あとはリグとパソコンをつなげば,簡単にRTTY運用が実現できます.



小規模な設備で楽しめる
日本語による文字通信“PSK31”の勧め


最近,7MHzでPSK31を使った日本語文字によるQSOが人気です.休日の昼間には,7029kHz付近でPSK31の信号を聞くことができます.今回はできるだけ簡単にPSK31を楽しむ方法を紹介します.
PSK31でQSOするためには,パソコン本体とPSK31のソフト,そしてトランシーバとパソコンを接続するインターフェースが必要です.パソコンはノート型でもデスクトップ型でも構いません.CPUが400MHz以上でWindows 98以降であれば問題ないでしょう.



パソコンとリグで遠くへ飛ばせる静止画像の通信
だれでも楽しめるSSTV


アマチュア無線の画像通信としてSSTVが定着しています.元は短波で送ることができる画像通信として開発されたSSTV(Slow Scan Television)ですが,その昔は専用の“スキャン・コンバータ”などが必要でマニアのモードでした.昨今はパソコンの普及で様変わりし,パソコンとトランシーバを組み合わせることによって容易にSSTV通信を楽しめるようになったのです.