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2004年 6月 5月 4月 3月 2月 1月 2003年 12月 11月 10月 9月 8月 7月 6月 5月 4月 3月 2月 1月 2002年 12月 11月 10月 9月 8月 7月 6月 5月 2004.7.29(Thu) 興奮さめやらず昨日の経験からも強く思うのは,インターネットが「よらしむべし,知らしむべからず」という業界への強烈な武器となることだ. 無料で公開されているインターネット上の情報が,かならずしも信用の置けるものではないことはじゅうぶん承知しているけれど,「何の情報もなく,ただ教えてもらう」立場に甘んじなければいけない場合と,「経験者の情報(の断片),専門情報(の断片)」を入手できる場合では全然違う.医療,行政など,本来「サービス業」であるはずなのに,その専門性/密閉性による権力を持ち,権力に甘んじている業界に,インターネットの存在が風穴を開けてくれるのではないだろうか. コストのかかっていた流通システムをあざ笑うかのように,インターネット直販が繁盛する.それは,抜かれた中間流通にとっては恐怖だろうが,消費者の論理で市場が動くのはごく当然のことだと思う.市場の論理だけで消されてはならないものもあるとは思うが,それは法で既得権益を守ることではない.市場の論理でも消されないような形に変貌していかなくてはならないのだろう. そんなことをつらつら考える,このごろである. 2004.7.28(Wed) 医療業界批判病院に行ってきました.医療はどう考えても「サービス業」だと思うのですが,病院や医者本人にちっともそういう意識はないようです.診察を延々と待たされ,会計を延々と待たされ,算出の根拠が不明な料金を請求される.保険の対象外となる薬を処方してもらったら,なんと「処方箋代」として710円も別途とられていた.いったい何なんでしょう…. 本日対応した医者は,不親切極まりない人でした.かんたんな概要だけ説明して,「じゃ,また2週間後に来てください」.2週間後に必要な薬を今日出してほしい,と依頼し,反論されてさらに食い下がったら,突然「医者を怒らせていいと思ってんの」とキレてしまった. 効き目をあてにできない薬をもらうためだけに,通院するのはまっぴらです.会社まで休んで. 2004.7.12(Mon) さらしもの何なんだ! というメールを受け取りました.あまりにあきれたので,そのまま掲載します.なお,差し障りがあると困るので,メール・アドレスの一部は伏せました.
ちなみにわたし,女性なんですけど….どこをどう探したら,「ネットで相手を探していたところ,近い場所に住んでるらしい貴方を見つけ」るのでしょ? まぁ無作為に送っているSPAMの類だと思うのでそれはいいとして,この文章に込められたさまざまなニュアンスがおもしろいですね.
まぁ,別に,どうでもいいんですけどね.すごく個人アドレスっぽいメール・アドレスから誘惑メールが来ても,どうぞお気を付けください…. 2004.7.11(Sun) 選挙あれこれ 参議院選挙に行ってきた.確か前回は,選挙権があることを示す紙切れを持って行くと,そこに記載された番号を1人が読み上げ,名簿から名前を探し出して「(志)さんですね」とやっていたのだが,今回はパソコンに接続されたバーコード・リーダでピッとやって「(志)さんですね」ときた.おぉ,IT化だ!(ちなみにバーコード・リーダは“Fujitsu”のロゴ入り) という余談はいいとして,今回の選挙にはいろいろ考えた.選挙区制(エリアごとの候補者の中から選ぶ)と,比例代表制(全国区で,政党[もしくは候補者名]を選ぶ.得票数に応じて政党ごとに議席を配分し,指名が多かった順に当選する)の両方があったので,選挙区制では「まぁそこそこ得票があるだろうし,わたしも推せる政党(人物)」を選んだ.比例代表制では「得票はあまりないかもしれないが,ぜひがんばってもらいたい政党」を選んだ.比例代表制は,少数の声をすくい上げる優れた方法だと思う. 20代前半のころは,「選挙なんて,結局わたしがだれに投票しようが,たかが1票.微力じゃどうにもならないじゃない」などと思っていたが,今は,その1票を投じるかどうかが大きな波を起こすきっかけになるのだと思っている(森首相の“無党派層は家で寝ててくれ”発言の影響が大きい).それに,子育てのこと,年金のこと,海外派兵のこと,すべてが身近な問題になってきている.知らないよーなんて言っている余裕はないのだ. ところで,投票に行く前に各党から投げ込まれた宣伝チラシをじっくり読んだが,それぞれ自党のアピールと他党のけなしが満載で笑ってしまった.中でも笑ったのが,自民党の「あなたの今受け取っている年金は減りません」という大きな活字.今,年金を受け取っている人は(わたしの両親もだが),たいがいやや潤沢すぎる金額を受け取っているようだ.それなのに,彼らの年金を削ることはないと言い切れるのはなぜ? 2004.7.10(Sat) インターネット礼賛職業上,Webサイトは必須の情報収集網になっている.わたしは元来「新しい」ものには惹かれない人間なのだが,携帯電話がなくても,テレビがなくても,電子炊飯器がなくても,とにかくインターネットだけはなくなると困る. で,主に何に使っているかを考えると….
この中で,とくに感心するのは,Web上にフリーで提供されているWeb素材の質の高さである.これを使えば,こんなイメージのサイトやこんなイメージのサイトも作れるなぁ… 時間があればやってみたいなぁ,と思いつつ,誘惑の元を断ってしごとに戻ることを繰り返している. あぁ時間がほしい! 2004.7.6(Tue) 冬ソナ考巷では韓国の純愛ドラマ『冬のソナタ』が大ヒットしているらしい. 実を言うとわたしも,かなり前の衛星放送のCMで「死んでしまったはずの初恋の男性にそっくりな人が現れたら・・・あなたはどうしますか?」というキャッチ・コピーと聞いたとき,ちょっぴり(いや,たっぷり)“はっ”とした. でも,このドラマがきっかけになって,日本人の韓国人に対する認識が良いほうへ変わることは嬉しいと思う.太平洋戦争前に日本が朝鮮半島を併合していたことから,いまだに韓国への差別意識が消えない人も多いようだ.そこまで強い意識でなくても,「国際結婚…アメリカやイギリス,フランス,ドイツなんかだと素敵だけれど,中国,韓国などのアジアだと,ちょっとね…」というイメージも,多少なりともあったと思う(以前,日本人の友人が韓国人と恋に落ちて,いろいろと悩んでいた).たかがイメージだけれど,それが重要. ところで,日本でも『冬のソナタ』のようなベタベタ恋愛ドラマをまた作ってみたら,はたしてヒットするだろうか? マンガなら『星の瞳のシルエット』(1985〜1989年.柊あおい)とか? |