大学4年生になりました.就職か大学院進学かの選択が迫られます(こればっかりですねハハ).わたしは,就職でもしてお金ためようかな,なんて考えていましたが,またもや家族,友人から
と強く勧められました.いや,もうシャバ(社会生活)に出るためにワンクッション置いたし,アタシだってもう大人だし,協調性あるし…,などなどほざいていると,
「ダメ,アンタが社会人になっちゃ! 一生象牙の塔にこもっていなさい!!」
とみんな好き勝手言うわけです.なんや知らんけど,そんなに言うなら受けるだけ受けてみようと,大学院入試に挑みました.
結局,勉強していなかったので落っこちました(院試で落ちるのはそうとう難しいらしい,というよりよほどのことがないかぎり落ちないらしい).だから,やっぱり就職しよう,と親にまたその旨伝えると,
とけっこうねばります.でも,たぶん来年も勉強しないことはわかっているので,就職することに(勝手に)決めました.
そう決めたのは,折も折り,バブルがはじけまくり,女子大生の就職がとてつもなく難しい年でした.大学院に行くことを考えていたので,そんな就職状況などなにも知りませんでした.というより,スーツの一つも持っていなかった….あいかわらず世間様をなめていました.
で,結局,いちばん最初に教授に紹介していただいた会社に一発入社.いあやぁ,捨てる神ありゃ拾う神ありですな,人生なんて.めでたしめでたし.
シャバに出てから早7年,結局まわりの意見が正しかったことがよ〜くわかってきている今日この頃.
あれ,ちょっとここで終わるとタイトルとつながらない.では,本題に入りましょうか.あっ,でも,暗い話が嫌いな方は,ここまでの,チャランポラン話に怒るなり笑うなりして終わってください.
そう,この院試を受けてから就職決定までのほんの2〜3ヵ月の間に,もうこれ以上の地獄はないという地獄を見ましたね.
まず,これがいちばん衝撃的.すっごく仲の良かった友人が交通事故で亡くなったこと.この悲報が入ってきてから,実際に葬式に出るまでは,「たぶん,夢だな」なんて考えて,涙も出なかった.でも,葬式に出てその子の写真が花に囲まれてるのを見たとたん,ボロボロになった.その日から,一人になるたびにダラダラ泣いてた(でもなぜか人前だと自然と涙がひけてくる).
その2.そうやってボロボロ状態で帰宅して,あ〜,もうこれは彼氏にでも泣きつくしかないよなぁ,と思っているところへ,ちょうどタイミングよく彼から電話が.
「しばらく,俺たち会わないほうがいいと思うんだけど…」 はい? ぱ〜どぅん?
「えっ,でも,うち,今すっごいしんどい状態なんですけど」
「そんなの,おれの知ったこっちゃねぇよ」
あ〜,も〜,どうしようもないね.まぁ,アンタがそう言うんならそうしましょ.もう,どうでもええわぁ.
そんで,最後に院試に落ちた通知.はいはい,なにもこんなに立て続けにやってこなくてもねぇ.嫌な知らせばっかり.
一人でいると,やばい状態になりそうなので,夜な夜なチャリンコで街をぶらぶらしていると,すっごい,ほんとに胸に穴が開きそうなほど悲しい反面,
「もしかして,これを乗り越えれば,ウチって怖いものなし!?」
なんて考えも浮かんできたり.
そんな状況を1ヵ月くらい彷徨って,生まれ変わった(と)は,やっぱり,世間をなめたヤツでした.
まっ,なにはともあれ,人間生きててなんぼでしょ?
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