用語解説
裏バージョン
No.9

論理合成ツール
作・GEH
 RTLなどの記述(論理)を回路に落とし込むツール.ここで勘違いしないでほしいのが,落とし込む論理が設計者の論理ではなく,ツールを開発した会社側の論理であるということ.一つの例として,某社の合成ツールの場合,
・値上げして全世界統一価格を遂行
・保守料も値上げして全世界統一価格を断行
・しかし,サポート体制は縮小
・費用はドル建てで,為替のリスクはお客持ち
・必要な機能はすべて別ツール,別購入
・不ぐあいはすべて,バグではなく仕様
・仕様であるため,パッチではなくバージョンアップ・プログラムとして提供(すぐには出さない)
・不ぐあいの解析は,機密保持に抵触するデータを出さなければ対応しない
といった非情な論理を押しつけてくる.反対するお客には強引に自社論理を合わせ込んでくるため,『論理合成ツール』と呼ばれている.

(c)2003 CQ出版