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デバイスプログラミングツールiMPACTの操作(バージョン8.1以降)


操作説明


 スタートメニューから、図1のようにiMPACTを起動してください。すると、図2のような起動画面が表示されます。バージョンにより起動画面が多少異なる場合があります。

[図1] iMPACTの起動
iMPACTの起動

[図2] iMPACT起動画面(バージョン8.1時)
iMPACT8.x起動画面

 iMPACT起動時、各種プロジェクトファイルのフォルダが無くなっていたりすると、図3のようなダイアログが表示される場合があります。OKをクリックすると、図4のように既存プロジェクトを読み込むか新規に作成するかの設定画面が表示されます。とりあえず、ここではCancelを選択してください。

[図3] プロジェクトディレクトリの確認
プロジェクトディレクトリの確認

[図4] 既存プロジェクトを読むか、新規にプロジェクトを作成するか
既存プロジェクトを読むか、新規にプロジェクトを作成するか

 iMPACTが起動すると図5のような画面が表示されます。なお、バージョンによってはウィンドウの位置が異なる場合があります(図5-1はバージョン9.xの場合)。そこで図6のようにFlowsウィンドウの中のBounday Scanをダブルクリックすると、図7のようにJTAGチェーンの表示ウィンドウが開きます。次に図8のようにInitialize Chainボタンをクリックしてください。

[図5] iMPACT初期状態(バージョン8.x)
iMPACT初期状態(バージョン8.x)

[図5-1] iMPACT初期状態(バージョン9.x)
iMPACT初期状態(バージョン9.x)

[図6] Bounday Scanをダブルクリック
Bounday Scanをダブルクリック

[図7] JTAGチェーンウィンドウの表示
JTAGチェーンウィンドウの表示

[図8] Initialize Chainボタンをクリック
Initialize Chainボタンをクリック

 すると、図9のようにJTAGチェーンに3つのデバイスが表示され、まず初めのデバイス(システム制御用CPLD)用の書き込みファイルの選択ダイアログが表示されます。システム制御用CPLDの書き込み用ファイル(拡張子.JED)は、アーカイブファイルを解凍すると生成される \CPLD\NORMAL_v2 の中にある normal.jed というファイルです。図10のようにファイル選択ダイアログで選択してください。なお、図10-1のようにファイル選択ダイアログの表示が異なる場合もあります。

[図9] デバイスの検出とプログラミングファイルの選択
デバイスの検出とプログラミングファイルの選択(バージョン8.x)

[図10] システム制御用CPLD用書き込みファイルの選択(バージョン8.x)
システム制御用CPLD用書き込みファイルの選択

[図10-1] ファイル選択ダイアログの表示の違い(バージョン9.x)
ファイル選択ダイアログの表示の違い(バージョン9.x)

 すると、図11のようにJTAGチェーンの2つ目のデバイス(A/Vプロセッサ用FPGA)のダウンロードファイルの選択ダイアログが表示されます。ここでA/Vプロセッサ用FPGAのダウンロードファイル(拡張子.bit)は、アーカイブファイルを解凍すると生成される \ROMdata_v2 の中にある avp_sys.bit というファイルです。図12のようにファイル選択ダイアログで選択してください。ここで図13のような警告ダイアログが表示される場合がありますが、この警告は問題ないのでそのままOKボタンをクリックしてください。

[図11] A/Vプロセッサ用FPGAの選択
A/Vプロセッサ用FPGAの選択

[図12] A/Vプロセッサ用FPGAダウンロードファイルの選択
A/Vプロセッサ用FPGAダウンロードファイルの選択

[図13] コンフィグレーションクロックの警告
コンフィグレーションクロックの警告

 A/Vプロセッサ用FPGAのダウンロードファイルを選択したら、続いてI/Oプロセッサ用FPGAのダウンロードファイルを選択します。I/Oプロセッサ用FPGAのダウンロードファイル(拡張子.bit)は、アーカイブファイルを解凍すると生成される \ROMdata_v2 の中にある iop_sys.bit というファイルです。図14のようにファイル選択ダイアログで選択してください。ここでも同様に図13のような警告ダイアログが表示される場合がありますが、そのままOKボタンをクリックしてください。
 また、バージョン10.1では、I/Oプロセッサ用FPGAダウンロードファイルを選択した後、図17-1の画面が開きますが、Cancelを選択してください。

[図14] I/Oプロセッサ用FPGAダウンロードファイルの選択
I/Oプロセッサ用FPGAダウンロードファイルの選択

 各デバイスへの書き込みまたはコンフィグレーションファイルを選択したら、図15のように3つのデバイスにそれぞれ選択したファイル名が表示されます。まずはシステム制御用CPLDの内容を書き換えます。JTAGチェーンの最初のデバイスにマウスカーソルを持っていき右クリックすると、図16のようにメニューが表示されるので、Program...を選択してください。

[図15] 各デバイスのファイル確定
各デバイスのファイル確定

[図16] システム制御用CPLDで右クリックし、Program...を選択
システム制御用CPLDで右クリックし、Program...を選択

 すると、図17のような画面が表示されるので、そのままOKをクリックしてください。書き込み中は図18のような表示になります。書き込みが終わると図19のように Program Succeeded と表示されます。

[図17] システム制御用CPLD確認画面(バージョン8.x/9.x)
システム制御用CPLD確認画面(バージョン8.x/9.x)

[図17-1] システム制御用CPLD確認画面(バージョン10.1)
システム制御用CPLD確認画面(バージョン8.x/9.x)

[図18] システム制御用CPLD書き込み途中...(バージョン8.1/8.2)
システム制御用CPLD書き込み途中...(バージョン8.1/8.2)

[図18-1] システム制御用CPLD書き込み途中...(バージョン9.1以降)
システム制御用CPLD書き込み途中...(バージョン9.1以降)

[図19] システム制御用CPLD書き込み正常完了
システム制御用CPLD書き込み正常完了

 次はA/Vプロセッサ用FPGAへのダウンロードです。図20のようにJTAGチェーンの2つ目のデバイスで右クリックをすると、先ほどと同様のメニューが表示されるので、Program...を選択してください。同様に図21のような確認画面が表示されるので、そのままOKをクリックしてください。なおバージョンが異なると、図21-1もしくは図21-2のような表示になります。ダウンロード中は図22のような表示になります。ダウンロードが終わると図23のように Program Succeeded と表示されます。

[図20] A/Vプロセッサ用FPGAで右クリックし、Program...を選択
A/Vプロセッサ用FPGAで右クリックし、Program...を選択

[図21] A/Vプロセッサ or I/Oプロセッサ用FPGA確認画面(バージョン8.x/9.x)
A/Vプロセッサ用FPGA確認画面(バージョン8.x/9.x)

[図21-1] A/Vプロセッサ用FPGA確認画面(バージョン10.1)
A/Vプロセッサ用FPGA確認画面(バージョン10.1)

[図21-2] I/Oプロセッサ用FPGA確認画面(バージョン10.1)
I/Oプロセッサ用FPGA確認画面(バージョン10.1)

[図22] A/Vプロセッサ用FPGAダウンロード途中...(バージョン8.1/8.2)
A/Vプロセッサ用FPGAダウンロード途中...(バージョン8.1/8.2)

[図22-1] A/Vプロセッサ用FPGAダウンロード途中...(バージョン9.1以降)
A/Vプロセッサ用FPGAダウンロード途中...(バージョン9.1以降)

[図23] A/Vプロセッサ用FPGAダウンロード正常完了
A/Vプロセッサ用FPGAダウンロード正常完了

 同様に、JTAGチェーンの3つ目のI/Oプロセッサ用FPGAにもダウンロードしてください。I/Oプロセッサのコンフィグレーションが完了すると、図24のように表示されます。

[図24] I/Oプロセッサ用FPGAダウンロード正常完了
I/Oプロセッサ用FPGAダウンロード正常完了

 iMPACTを終了する場合は、メニューの「File」から「Exit」を選択するか、右上の×ボタンをクリックしてください。終了するとき、図25のようにプロジェクトファイルを保存するか聞いてきますが、保存しない場合はNoを選択するとすぐに終了します。

[図25] iMPACT終了時プロジェクトの保存確認
iMPACT終了時プロジェクトの保存確認


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