トランジスタ技術SPECIAL No.62
「特集 電子回路シミュレータの本格活用法」

回路データ配布ディスク ダウンロード

Ver 1.0 1998-03-29

著者 : 増山文夫
発行者: CQ出版株式会社 C&E出版部

1 概要
 この配布ディスクまたはダウンロード・データには,トランジスタ技術SPECIAL No.62 「特集 電子回路シミュレータの本格活用法」(以下,本誌という)に掲載した回路データおよびプログラムのデータ・ファイル(以下,このデータ・ファイルという)が含まれています.基本的な説明は本誌を参照してください.このファイルは本誌に対する追加の情報,著作権などに関する注意,使用上の注意などを含みます.

2 著作権
 本誌掲載記事,およびこのデータ・ファイルには著者および発行者の著作権があります.著者および発行者は本誌の読者の便宜のためにこのデータ・ファイルを提供します.読者はこのデータ・ファイルに含まれるデータを個人的目的で使用および改造することができます.この場合,データに含まれる著者名,および引用した参照文献を削除しないでください.
 著者および発行者に無断で以下を行うことをお断りします.
1) このデータ・ファイルに含まれるデータの全部または一部を転載すること.
2) 印刷物,磁気メディア,光学メディア,通信メディア,その他の方法でこのデータ・ファイルの全部,および一部を再配布すること.
3) 商用目的でこのデータ・ファイルの全部,および一部を使用すること.

3 工業所有権
 本誌,およびこのデータ・ファイルに含まれる回路または方式の中には工業所有権(特許,実用新案など)が確定しているものがあります.それらを使用する場合,個人的目的を除いて,その工業所有権の所有者の承諾が必要です.

4 免責
 著者および発行者は本誌およびこのデータ・ファイルに含まれる回路,方式,数値データ,およびプログラムをできるだけ正確に作成しましたが,誤りが存在する可能性はゼロではありません.これらを利用または応用したいかなる結果に関しても,著者および発行者は責任を負いません.

5 バックアップ
 この配布ディスクまたはダウンロード・データをあなたのMC5の中にコピーする前に,あなたの現在の製品版またはCQ版MC5のルート・ディレクトリ(フォルダ)にある二つのファイル
   COMP.MC5 部品登録
   SHAPE.MC5 部品形状
を安全な場所(外部ディスク,別のディレクトリなど)にコピーしてバックアップしてください.また,あなたが作成または変更を加えたすべての回路ファイルも同様にバックアップしてください.

6 この配布ディスクまたはダウンロード・データの使い方
 基本的な使い方は本誌のAppendix2を参照してください.このデータ・ファイルに含まれる二つのファイル
   COMP.MC5 部品登録
   SHAPE.MC5 部品形状
をMC5のルート・ディレクトリ(たとえば製品版ではC:\MC5,CQ版ではC:\MC5CQ)にコピーすれば本誌が提供する部品登録と部品形状が追加されます.ただし,このコピーを行うと,あなたが作成または追加した部品登録と部品形状は使えなくなります.製品版MC5の場合には,上記の二つのファイルをコピーした後,部品エディタのMerge機能を使い,バックアップした元のCOMP.MC5とSHAPE.MC5からあなたが作成した部品登録と部品形状を組み込むことができます.CQ版ではMerge機能はサポートされていないので,もう一度手作業で部品登録と部品形状の作成を行う必要があります.
 次に,MC5のルート・ディレクトリに次のように三つのユーザ・ディレクトリを作成して,この配布ディスクまたはダウンロード・データに含まれる同名の三つのディレクトリの内容をそれぞれのディレクトリにコピーしてください.MC5のデフォルト・データ・ディレクトリMC5\DATAには手を触れず,オリジナルのままにしておきます.もし,MC5\DATAに含まれるMC5オリジナルのマクロに手が加えられている場合,本誌が提供するマクロが正しく動作しないことがあります.この場合には,MC5を再インストールしてオリジナルに戻してください.

    C:MC5┬DATA     MC5のデフォルト・データ・ディレクトリ
         ├FILTER   ユーザ・ディレクトリ(フィルタのマクロ)
         ├FMDATA   ユーザ・ディレクトリ(フィルタ以外のマクロ)
         └FMMACRO  ユーザ・ディレクトリ(回路ファイルとプログラム)
最後に,エディタを使ってAUTOEXEC.BATファイルを編集し,MC5の環境変数にユーザ・ディレクトリを追加しておく必要があります.
  例: SET MC5DATA=C:\MC5\DATA;C:\MC5\FILTER;C:\MC5\FMDATA;C:\MC5\FMMACRO
この環境変数の追加を有効にするために,コンピュータを再起動してください.
 製品版とCQ版の両方をインストールした場合,環境変数MCDATAは両者に共通です.この例のように設定すればCQ版MC5も上記のディレクトリを参照します.

7 製品版Micro-CapX(MC5)について
 著者が所有する製品版Micro-Cap Version 1.0では,以下の現象があります.ただし,これが著者が所有するMC5,または著者のコンピュータ・システム特有の現象である可能性もあります.
1) 表形式ラプラス電源を含む回路の解析を実行するとハングアップする.
2) 複数回路を使用するとデータが化ける.
3) 解析プロットのX軸を対数モードにした場合,1を基準点にし,その点からデータ点の小円まで垂線が引かれる.データが1より小さい場合,垂線はデータの小円から上に向かって引かれる.これは数学的には正しいかもしれないが,たとえば-80dB付近にある信号をスペクトル表示すると,上から下に向かってデータ点に下ろされた垂線が表示され,常識的なスペクトラム表示とは上下が逆に感じる.


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