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Interface編集部ブログ

SCIF版シリアル接続HEWモニタを用意しました

 SH-2Aマイコン基板では、USBケーブルを使ってホスト・パソコンと接続することで、SH-2Aマイコン基板を仮想シリアル・デバイスとして認識させ、そのシリアル・ポートを経由して実機デバッグを可能にしています。しかし、ブレークポイントを設定していないのにデバッガに戻ってきてしまう(勝手にAbortする)症状が発生する環境がありました。
 これに対応するため、5月17日にシリアル・フラッシュROMのアップデート版をリリースしました(http://www.kumikomi.net/interface/editors/2010/05/romdll.php)。しかし一部の環境では、アップデートしてもごくまれに勝手にAbortしてしまうことがあるようです。
 そこで、ホストとの通信インターフェースとしてUSBではなく、シリアル・コントローラSCIFのチャネル2を使ってホスト・パソコンと通信する「SCIF版シリアル接続HEWモニタ」を準備しました。5月17日版のアップデートでも勝手にAbortする症状が発生する環境では、こちらを使ってみていただけないでしょうか。

 SCIF版シリアル接続HEWモニタは本企画のためにルネサス エレクトロニクスに準備していただいたファイルとなっています。そのためダウンロードするにはCQ connectへの会員登録をしていただき、その後にCQ connectのページからダウンロード可能になります。

 SCIF版シリアル接続HEWモニタ一式(シリアルROM書き換え&セットアップ説明含む)
   →SCIFmonitor.zip

 なお、SCIF版を使用する場合は、SCIF2の送受信信号であるTxD2およびRxD2を、何らかの方法でホスト・パソコンと接続する必要があります。てっとり早く接続するには、
  拡張ベースボード CQBB
  拡張ベースボード CQBB-EL
を使ってSCIF2をD-Sub9ピン(CQBB)、またはUSB-シリアル変換ICを経由して仮想シリアル(CQBB-EL)に変換できます。

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